回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
マスターエレクトロニクス株式会社
| 事業者名 | マスターエレクトロニクス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 沼津市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1974年 |
当社は1974年創業の電子部品並びに電子回路製造業で、プリント基板の設計から実装まで一貫した生産能力を持つ。2003年のRoHS指令を契機に翌年から実装作業を内製化した。工作機械・印刷機・医療機器・農用機器・船舶機器・放送機器など幅広い試作品の開発・製造の依頼を受けている。アイテム数1,200を超える電子部品を在庫保有し、短納期生産を実現している。
抱えていた課題
やったこと
電子部品の実装作業に長年取り組んできた経験と、現場のニーズへの理解、社内技術者による在庫管理システムの設計力を活かし、中小の電子部品を扱う製造業向けの部品ラックシステムを試作開発した。既存の部品棚を置き換えるだけで簡単かつ安価に導入できることを目指した。入庫時はバーコードリーダーで各リールのQRコードを読み取り、空きスペースのLEDが緑色に点灯し、格納終了時に消灯する仕組みとした。出庫時はアプリケーションソフトで作成した部品表を読み込むと、取り出す部品のLEDが緑色に点灯して指示する。ミス対応としてLEDが赤色に点滅しブザーで通知する機能を設けた。LEDによる入出庫先の可視化により、専門知識がなくても誰でも簡単にリールの格納・取出作業ができるようにした。
| その他 | 部品ラックシステム |
|---|---|
| 検査測定 | バーコードリーダー |
| その他 | LED表示機能付き部品ラック |
| ソフト | 入出庫管理アプリケーションソフト |
新しい製品・サービス:電子部品の入出庫を効率化する部品ラックシステム
部品ラックシステムの導入により、電子部品の入出庫作業時間が短縮されることを目指して試作開発を行った。LEDによる入出庫先の可視化とミス時の赤色点滅・ブザー通知により、専門知識がなくても誰でも素早く簡単に必要なリールの格納・取出作業ができるようになった。これにより高齢者でも作業しやすくなり、既存の部品棚を置き換えるだけで中小の電子部品を扱う製造業者が導入できるソリューションを開発できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の電子部品実装の内製化やプリント基板の一貫生産が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえる。経営戦略上の位置付けまでは書かれていない。
1,200を超える電子部品在庫による短納期生産や、設計から実装までの一貫生産能力が強みとして示されている。市場動向との関係は書かれていない。
部品入出庫時の合理化が急務と課題が明示され、ラックシステムで解決を図る流れは読み取れる。付加価値や成長への数値的つながりは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。付加価値額や賃上げの目標値は記載がありません。
社内の技術者が在庫管理システムを考案・設計できる点や、長年の実装経験が挙げられている。人員数や事務体制の具体的記述は薄い。
LED表示で誰でも簡単に格納・取出できる点、中小の電子部品製造業向けに既存棚を置き換えて導入できる点が具体的に書かれている。
試作開発として入庫・出庫・ミス対応の機能内容は示されるが、スケジュールや中長期の検証方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。資本金10,000千円の記載はあるが財務状況や資金調達の記述はありません。
電子部品の在庫を棚で管理する一般的な方式の置き換えとされ、新市場性や高水準の高付加価値化を示す記述はわずかにうかがえる程度。
中小の電子部品を扱う製造業向けに、既存棚を置き換えて導入できるソリューションとして開発したとあり、波及効果の記述は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。補助金投入額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されていません。
LEDとバーコード・QRコード読み取り、部品表連携による出庫指示など、デジタル技術を用いた入出庫の仕組みが具体的に示されている。
公開されている事例からは読み取れません。日本経済の構造転換に関する記述はありません。
沼津市の地域企業として地域社会への貢献を掲げるが、地域特性を活かした雇用や成長への具体的記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。
受注業務と生産管理業務を自社開発したシステムで自動化し、注文一覧や現品票から図面を自動で検索して製造現場へ転送する受注システムを導入した。
効果:製品の対応品種数 1,100品種→1,700品種