回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社湧玉製薬
成果段取り替え時間 20分→10分
| 事業者名 | 株式会社湧玉製薬 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 富士宮市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,測定計測 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1969年 |
株式会社湧玉製薬は富士宮市に所在する健康食品の梱包専門企業で、アルミパウチ、PTP包装、ボトル包装、三方シールなど多岐にわたる薬剤の梱包を手がけている。代表取締役の独自のカスタムによる有機的な生産体制と、主要取引先からの絶大な信用を得ていた。一方で生産量の増加に伴い細分化された客先注文が増え、県内でも数少ない梱包専門企業として新規顧客の獲得を狙っていた。
抱えていた課題
やったこと
フィーダーレーンを3つから4つに増設し、生産量の底上げを図った。充填機はサーボモーターを備え、機械制御による圧着ズレや袋の潰れをなくし、回転数を46rpmから50rpmへ上昇させた。充填機の選定では作業内容を記憶・呼び出しできる機能を重視し、段取り替えを短縮した。画像検査機、金属探知機、乾燥剤投入機も整備し、後工程の品質向上と不良率の改善を図った。過去データを機械自身で蓄積する仕組みを取り入れ、女性でも簡単に品種切り替えができるよう従業員への機械操作の教育にも取り組んだ。
| 加工機 | 薬剤充填機 |
|---|---|
| 検査測定 | 画像検査機 |
| 検査測定 | 金属探知機 |
| 加工機 | 乾燥剤投入機 |
充填機の導入により段取り替えの時間が短縮され、時間当たりの生産量が向上した。サーボモーターによって圧着ズレや袋の潰れがなくなり、回転数も上がった。検査機器の整備で後工程の品質が向上し、不良率の改善も果たした。機械の運用が効率化されたことで、既存取引先の専用ラインに加え新規顧客向けの幅広い対応が期待されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事例には「生産体制の確立」「取引先の拡大」が書かれるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは具体的に読み取れない。
県内でも数少ない健康食品の梱包専門企業で、アルミパウチ等多岐にわたる包装に対応し、主要取引先からの信用を得ている強みが具体的に書かれている。
段取り替えに20分かかっていた課題に対し、充填機導入で10分へ短縮し時間当たり生産量1.3倍とする具体的な改善が示されている。
生産量を1.3倍に向上させ、月間120袋、回転数46rpmから50rpmへ上昇とする数値目標と実績が示されている。ただし付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
女性従業員が機械操作を覚え長く働ける環境づくりを進めたと記載があるが、補助事業を遂行する体制の詳細は具体的に読み取れない。
新規顧客の獲得や販路拡大を狙う方針は書かれるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は具体性が薄い。
段取り替えの自動化や過去データ蓄積による品種切替えなど方法は示されるが、中長期の検証やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
薬剤充填機のサーボモーター化や段取り機能で高水準の生産体制を図る点はうかがえるが、分野の普及度や高価格化の数値は書かれていない。
地域の希少な梱包専門企業として新規雇用や需要創出に触れるが、国が補助する積極的理由や波及効果は具体的に書かれていない。
投資に対し生産量1.3倍、段取り時間2分の1、不良率改善など具体的な費用対効果の結果が示されている。
サーボモーターや過去データの機械蓄積など設備面の工夫はあるが、デジタル技術によるサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
富士宮市の県内希少企業として地域の製造業で独自の生産体制を構築している点は読み取れるが、地域経済の牽引効果は具体的ではない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
同業他社にはない大量生産体制を武器に、市場拡大に向けて取り組んでいく。
生産量が上がれば、梱包ラインや機械の改善、メンテナンスに割く余力も生まれますし、既存取引先の専用ラインだけでなく、新規顧客向けの幅広い対応が期待できます。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。