ものづくり補助金平成28年度製造業愛知県

IoTの推進・自動搬送ロボット導入によるゴムコンパウンド生産プロセスの改善

株式会社INBプランニング

この事例のポイント

  • 従来の工場が手狭になってきたため、新本社工場を建設する必要があった。
  • 平成30年2月に新本社工場を完成させ、原材料、仕掛かり品、薬品用の自動倉庫とソフトウエアを導入した。
  • 導入から半年あまりで設備は順調に稼働し、品質の良い製品をより的確に早く納められるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社INBプランニング
所在地愛知県 大府市
業種ゴム製品製造業
技術分野材料製造プロセス
資本金9,000万円
設立2000年

事業の背景

株式会社INBプランニングはゴム部品などの材料となるゴムコンパウンドの製造・販売を手がけている。ゴムコンパウンドは顧客ごとに種類が異なるオーダーメードが基本で、受注してから生産するのが基本となる。同社は自動車という品質管理の厳しい業界向けにコンピューター管理を徹底し、業績を伸ばしてきた。自動車は生産の海外シフトが進み、ゴムコンパウンドの国内需要は減っているという。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来の工場が手狭になってきたため、新本社工場を建設する必要があった。
  • 生産能力原材料と生産工程の管理を一体化し、生産を効率的にコントロールする必要があった。

やったこと

平成30年2月に新本社工場を完成させ、原材料、仕掛かり品、薬品用の自動倉庫とソフトウエアを導入した。M2M(マシン・ツー・マシン)によって各機械間をつなぎ、原材料の配合から生産を効率的にコントロールする仕組みを構築した。生産に合わない原材料があると次工程に送られないようにしている。原材料と生産工程を一体で管理し、無人搬送車で各生産工程に自動搬送する仕組みとした。

加工機自動倉庫
ソフトソフトウエア
ロボット自動搬送ロボット(無人搬送車)

事業の効果

導入から半年あまりで設備は順調に稼働し、品質の良い製品をより的確に早く納められるようになった。取引先は順調に拡大し、中国にも進出して業績を伸ばしている。今後も受注拡大に向けて、より高度な品質管理を徹底していく。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    新本社工場の稼働やレシピ管理の徹底が過去の取組として書かれ、原材料と生産の一体管理へ進める流れはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    ゴムコンパウンドは全国で数十社程度で、同社はコンピューター管理を徹底する点が珍しいと書かれており、競争優位の根拠が具体的に読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    手狭になった工場の課題に対し新本社工場と自動倉庫・ソフトを導入し、受注拡大に向けた高度な品質管理を進める計画が読み取れる。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    業績伸長は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値、その数値は記載されておらず、目標値の有無はわずかにうかがえるのみ。

  • 事業を進める体制3

    導入後半年あまりで設備が順調に稼働していると書かれ、体制の一端はうかがえるが、人材や事務処理能力の記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    自動車向けなど品質管理の厳しい業界に絞り、詳細なレシピ管理で高品質を供給し、取引先が拡大したと書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    新本社工場の完成や中国進出は書かれているが、中長期の検証や遂行スケジュールの具体的な記述はわずかにうかがえるだけ。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    ゴムコンパウンドは一般に知られにくい材料と書かれ、一品一様の高付加価値化もうかがえるが、高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    自動車の海外シフトで国内需要が減る中、取引先拡大を図ると書かれているが、波及効果や雇用創出などの公的必要性は記述が薄い。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献4

    M2Mで各機械を連携し、原材料配合から生産までを自動搬送と一体管理する仕組みが具体的に書かれ、デジタル技術の活用が読み取れる。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

受注拡大に向けて、ものづくり補助金の成果を生かし、今後もより高度な品質管理を徹底していく。

事業者の声

品質の良い製品をより的確に早く納められるようになった

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。