サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
エフテック株式会社
成果対応可能サイズ 2,000㎜(長さ)→3,000㎜(長さ)
| 事業者名 | エフテック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 鈴鹿市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 22人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
同社は主に自動車用シートの金型の試作開発及び量産用プレス金型の製作を行っている。特にホンダ車で採用されているシート全体の約6割において、量産ライン立上げ前に各シートメーカーと共に試作開発を行っている。自動車の軽量化と安全性向上のため高張力鋼(ハイテン材)の採用が進み、プレス機は600トンから1200トンへ、金型サイズは2000×800×600㎜から3000×1200×1000㎜へと大型化している。一方で大型金型を製作できる企業は少なく需給は逼迫し、納期は遅れがちで価格も急騰している。
抱えていた課題
やったこと
新たにマシニングセンタを導入し、同社の強みである一貫製作金型の大型化に対応する生産体制を構築した。対応可能サイズは2000×900×700㎜から3000×1200×1000㎜へ拡大し、精度は0.1㎜程度の誤差から0.01㎜以内に高めた。取引先及び社内で成形シミュレーションを行い、成形性を分析したうえで、出来上がった金型・製品を三次元形状測定機にて0.01㎜単位で測定し、誤差を金型に反映して修正する体制とした。設計から加工・トライまでを内製化し、外注比率を50%から0%にした。
| 加工機 | 新たに導入したマシニングセンタ |
|---|
大型金型の内製化により、一貫製作で高品質な大型金型を製作できるようになった。外注に頼っていた工程が社内に移ったことで、納期は他社と比べ平均20~30%程度短縮でき、納入価格は他社と比べ15%ほど抑えられる。取引先の要求する納入価格は5%減が可能となった。仕様変更にも他社と比べ50%程度早く対応できる。大型金型の製作が可能になったことで、本件事業前に打診のあった量産金型の受注にも対応し業容は拡大している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動車用シート金型の試作・量産を手がけ、ホンダ車シートの約6割で試作開発に関わるとの記載があり、既存事業との一貫性はうかがえる。
大型金型の需給逼迫と外注依存を背景に、一貫製作で納入価格を15%抑えられる点や、納期を20~30%短縮できる点が具体的に示されている。
加工機の限界(最大2000×900×700mm)と外注比率50%を課題に挙げ、マシニングセンタ導入で3000×1200×1000mmに対応する数値目標と結果が示されている。
納期を6か月から4か月へ33%減、価格を10%減、外注比率を0%とする目標と結果が表で示され、取引先要求の5%減も記載されている。
全工程の内製化や三次元形状測定機の全工場配置など体制の記述はあるが、補助事業を担う人員や事務処理面の具体性は薄い。
ハイテン材対応の大型金型という価値、取引先の完成車メーカーからの要望、精度0.01mm以内という選ばれる理由が具体的に書かれている。
導入設備による現状・目標・結果の整理はあるが、中長期の検証や補助事業のスケジュールについての記述は少ない。
公開されている事例からは読み取れません。
ハイテン材対応の大型金型は対応できる企業が東海地方で5社程度しかないと記載され、同分野で高水準の差別化が示されている。
軽量化による温室効果ガス抑制や安全性向上に寄与するとの社会的意義は書かれているが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
外注費削減や納期短縮などの効果は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は書かれていない。
成形シミュレーションや三次元形状測定機の活用が記載され、サプライチェーンへの貢献も示唆されるが、イノベーションとしての具体性は薄い。
自動車の軽量化やEV普及が背景として記載されるが、日本経済の構造転換に資するという明確な記述はわずかにうかがえる程度。
東海地方で5社程度という地域的希少性は書かれるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
設計・プレス、組み付けまで一貫した試作ができる企業は東海地方でも同社を含め5社程度しかない。大型金型の製作が可能となったため、本件事業前に打診のあった量産金型の受注にも対応し業容は拡大している。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
平成27年1月に新型タレットパンチプレス(タレパン)を1台導入した。
効果:加工可能サイズ(長辺) 1,829mm→2,438mm
平成29年3月にマシニングセンタ(Mazak VCN-430A)を導入し、切削工程を社内で一貫して行う体制を構築した。
効果:マシニングセンタの稼働状況 100%→150%