ものづくり補助金平成28年度製造業京都府

超硬合金のミーリング加工による業界初のミガキレス精密金型の実現

菅原精機株式会社

この事例のポイント

  • 取引先が要求する更なる小型化への対応において従来の加工方法では限界が生じ、検査段階で一部製品群に約10%の修正が発生していた。

事業者のプロフィール

事業者名菅原精機株式会社
所在地京都府 京都市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数106人
資本金4億円
設立1966年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度取引先が要求する更なる小型化への対応において従来の加工方法では限界が生じ、検査段階で一部製品群に約10%の修正が発生していた。
  • 生産能力生産計画外の工数が発生して生産計画の変更や納期調整に労力がかかっていた。
  • 新製品・新技術より高精度・高品質な金型のニーズがあるものの技術的に対応が困難で、顧客の要求に応えきれない状態が続いていた。

やったこと

事業の効果

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均3.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性80%
  • これまでの取組との一貫性3

    取引先ニーズと過去の金型製造実績から工法開発に取り組んだと読めるが、経営戦略上の位置付けを示す記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    電子部品向け小型金型で高い技術力を持つ強みを示し、小型化需要の増加を見込んで競争優位を狙う内容が読み取れる。

  • 課題の認識と解決5

    手直し率が製品群で約10%発生していた課題を示し、修正率が約0.5%に低減したと数字で成果を示している。

事業の実現可能性68%
  • 付加価値・賃上げの目標5

    修正率が約10%から約0.5%に低減したという具体的な数値目標と実績が示されており、高付加価値化の裏付けがある。

  • 事業を進める体制4

    製造部・品質保証部・営業部による組織横断プロジェクト体制を設立したと具体的に書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    取引先からミクロンオーダーの精度や多数個取りの要求があり、選ばれる理由として高精度な小型金型が示されている。

  • 事業化までの道筋3

    設備導入から教育、新工法開発までの流れは示されるが、スケジュールの具体的記載は乏しい。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    超硬金型のミーリングによるミガキレス加工を業界初と位置付け、同分野で高水準の高付加価値化を図っている。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    電子部品の次世代通信技術や産業基盤への貢献がうかがえるが、雇用創出や波及効果の数値は示されていない。

  • 費用対効果4

    修正率の大幅低減、教育期間の大幅短縮などの効果が示され、投資に対する効果の方向性は読み取れる。

  • イノベーションへの貢献2

    電子部品の小型化と次世代通信への貢献がうかがえるが、デジタル技術の活用による地域やサプライチェーンへの言及は薄い。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    小型電子部品の需要増加という成長分野への対応がうかがえるが、構造転換への言及は明確でない。

  • 地域経済への波及2

    京都の企業であることはわかるが、地域の特性を活かした経済成長への言及は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。