高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社本山合金製作所
成果生産能力を4割拡大する計画
| 事業者名 | 株式会社本山合金製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 津山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 114人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1982年 |
本山合金製作所は金型部品などの精密加工と工業用ノズルの生産を2本柱とする。売り上げの85%が岡山県以外の顧客向けである。液晶製造装置の乾燥工程で使われるスリットノズルは世界シェアが5割以上で、約15年前から生産を始めた主力製品に育っている。テレビの大画面化に伴いノズルも長くなり、現在は最大4メートル超の製品も生産している。
抱えていた課題
やったこと
第5工場を本社の向かいに建設し、2017年5月に稼働させた。別工場にあったスリットノズルの生産設備を第5工場に移し、金属加工機械を1台新たに導入して生産能力を増強した。難削材であるハステロイの専用加工条件を追求し、半導体製造装置向けスリットノズルの需要に対応した。ノズルの金属加工、性能評価、流体解析などの技術を組み合わせ、幅500ミクロンの溝から出る空気の圧力のばらつきを10%以下から5%以下に低減した。
新しい製品・サービス:半導体製造装置向けスリットノズル
第5工場の稼働と金属加工機械の導入により、スリットノズルの生産能力が増強された。ハステロイの加工条件を確立し、半導体製造装置向けの需要に応えられるようになった。空気圧力のばらつきを10%以下から5%以下に低減し、品質が向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
約15年前からスリットノズルを生産し蓄積したノウハウを活かして第5工場を新設しており、既存事業の延長で一貫性がある。
世界シェア5割以上の最大手で、空気圧のばらつきを10%以下から5%以下に低減するなど技術面の強みが具体的に示されている。
生産能力を4割拡大し、半導体装置向けへの応用を進めるなど、需要増への対応課題を認識した計画になっている。
生産能力4割拡大は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、目標の実現可能性を判断しにくい。
金属加工、性能評価、流体解析などの技術力を結集して補助事業を遂行する体制が示されている。
液晶装置向けで世界シェア5割以上、テレビ大画面化に伴う長尺品需要があり、選ばれる理由が明確に整理されている。
第5工場の稼働や半導体装置向けの応用は示されるが、中長期のスケジュールや課題解決の方法は詳述されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
長さ4メートル超の大型スリットノズルを扱い、難削材ハステロイの加工条件を追求するなど、高水準の高付加価値品を手がけている。
半導体製造装置や液晶製造装置への応用が進み、国内製造業を支える役割が示されており、産業基盤としての意義がある。
公開情報では判断できません。
流体解析など技術の活用は触れられているが、デジタル技術や新ビジネスモデルでサプライチェーンに貢献する記述は薄い。
FPDから半導体製造装置へ用途を広げ、舶用向けノズルの開発にも取り組んでおり、成長分野への進出が見られる。
公開情報では判断できません。
スリットノズルでは半導体製造装置向けのシェア拡大を目指す。舶用向け工業用ノズルの開発も他社と共同で進めている。
規模は追わず、利益重視の方針を貫き、従業員満足と社会貢献を目指す
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分