回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社丸仙工業
| 事業者名 | 株式会社丸仙工業 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 柳川市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理 |
| 従業員数 | 31人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
食器棚などの家具量販店向け製造でノウハウを蓄積してきた。近年はオーダーメードの家具作りにも力を入れている。食器棚は家具の中でも部材が多い製品である。事前のやりとりに時間がかかると製作期間が圧迫され、納期はあらかじめ決まっているため課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
タブレットやパソコンで操作できる家具製作支援システム「収納ソムリエ」を構築した。寸法、色、材質などの各種条件を設定でき、発注者は打ち合わせで出た要望をその場で反映しながら提案図面を作成できる。発注者から送られたデータは社内の専用パソコンで管理し、製造現場に指示を出す製作図面の作成まで一連の流れで進められる。システム業者と何度もやりとりし、現場を見てもらいながら自社の要望に合う形を築いた。
| ソフト | 家具製作支援システム「収納ソムリエ」 |
|---|
新しい製品・サービス:寸法、色、材質などの条件を設定できる家具製作支援システム「収納ソムリエ」
システム導入により発注者と受注者の双方で負担が軽減された。入力漏れや計算ミスがなくなり、提案図面の作成時間も短縮された。受注後の確認作業の手間が大きく減り、データでのやりとりや製作図面の作成環境も大きく変わった。納期が厳しい案件にも対応できるようになり、以前は諦めていた案件にも応えられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
食器棚製造のノウハウを基に、オーダー家具へ力を入れる流れが書かれているが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
オーダー家具の受注で紙のやりとりに手間がかかるという課題と、システム導入の経緯は読めるが、市場動向との関係は書かれていない。
紙のやりとりで記載漏れや計算ミスが多く、繁忙期に1日数十件を抱えた課題を認識し、システム化で解消した経緯が具体的。
付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。図面作成時間の短縮は書かれているが数値目標はない。
社員数31人や外部のシステム業者との協働は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は薄い。
発注者と受注者双方の負担軽減、納期の厳しい案件への対応といった価値は読めるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
今後は地場のハウスメーカーへの訴求で利用拡大を考えると書かれているが、スケジュールや遂行方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
オーダー家具の製作支援システムという点で、普及度の低さや高付加価値化をうかがわせるが、明確な記述はない。
地場のハウスメーカーへの展開が示されるが、雇用創出や波及効果の記述は限定的。
図面作成時間の短縮や確認作業の減少はうかがえるが、投入額に対する効果の数値は書かれていない。
データでのやりとりや即座の図面作成といったデジタル化は読めるが、サプライチェーン全体への貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
柳川市の地場ハウスメーカーへの展開が書かれており、地域での事業展開の意図はうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
構築したシステムは今後、地場のハウスメーカーなどへの訴求によって利用拡大を考えている。規格品とオーダー品を一つのラインで製造しており、部材のバーコード管理など工程管理を強化し、よりスムーズな生産体制を築いていきたいと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。