奄美の観光資源となり得る特徴あふれる新たなジェラートメニューの開発
高効率で生産性の高いジェラートマシンを導入し、奄美産の農産物を使った3種類の素材で試作を行った。
| 所在地 | 佐賀県 太良町 |
|---|---|
| 業種 | 宿泊業 |
| 従業員数 | 5人 |
| 設立 | 1990年 |
10年ほど前までは蟹をコース料理や旅館の夕食の懐石で食べるのが定番だった。牡蠣小屋が国道沿いにできてから蟹の価格が高騰し、牡蠣や他の魚介類と一緒に蟹を単品で食べることが増え、2〜3人で1杯を分け合う傾向になった。この流れの中で、約10年前にリーズナブルな価格で提供できる新メニュー「かにまぶし」を開発した。
抱えていた課題
やったこと
「かにまぶし」の安定供給のため、食品業界で使われている真空包装とスチームコンベクションの熱処理を組み合わせて保存すると、蟹の身の品質をそのままより長く保てることがわかった。さらに冷凍技術を模索した結果、超音波と高電位電圧をかけて冷凍する「テクノエナジ急速・均一冷凍システム」を導入した。マイナス13℃まで凍結しない技術により、細胞へのダメージを抑えた冷凍が可能になった。急速冷凍した蟹をそのまま冷凍し続けるため「プレハブ冷凍保管庫テクノエナジ」も導入した。この冷凍庫は電圧をかけて保存するため水分が冷凍個体から出ていかず、解凍時に水分を保って品質の差が出にくい。
| その他 | テクノエナジ急速・均一冷凍システム |
|---|---|
| その他 | プレハブ冷凍保管庫テクノエナジ |
| 加工機 | 真空包装機 |
急速冷凍と冷凍保管により蟹の身の鮮度を保てるようになり、安定した材料確保ができるようになった。夏場の安い時期に蟹を大量に仕入れ、コース料理に出せない蟹もむき身にすることで「かにまぶし」に見合うコストを実現する目途が立ち、価格の低コスト化にもつながる。料理の提供は1日限定40食から希望者全員に可能となり、一年を通して安定した提供ができるようになった。旅行代理店との契約も可能になり、大型バスの誘致営業の目途が立った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
約10年前に「かにまぶし」を開発し、蟹むき身の保管管理が料理の要だったとあり、過去の取組との連続性は読み取れるが経営戦略上の位置づけは明示されない。
蟹の価格高騰や牡蠣小屋の台頭など外部環境の変化は書かれているが、自社の経営資源の強み・弱みとの対応は具体的に述べられていない。
漁獲量変動による安定供給の不安という課題を示し、急速冷凍と冷凍保管庫の導入で一年を通した提供を可能にしたとあり、課題と対策の対応が読み取れる。
1日限定40食から希望者全員に提供可能になったとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
リーズナブルな価格、剥く手間や会話がない課題の解決、食事処70名の提供能力など、価値と選ばれる理由が具体的に書かれている。
5年以内に専門店1店舗出店、通販用土産の開発など中長期の方向性はあるが、スケジュールや課題解決の方法は詳細に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
蟹のむき身を使う「かにまぶし」は豊洋荘オリジナルの料理とされ、同分野での差別化が示唆されるが、普及度や高価格化の水準は数値で示されない。
太良町の道路事情や旅行者の立寄りによる地域への集客効果に触れるが、雇用創出や経済波及の規模は示されていない。
補助金額や付加価値額の増加率など費用対効果を示す数字は書かれておらず、わずかにコスト低減の効果がうかがえる程度である。
超音波と電圧をかける冷凍技術を使うとあるが、サプライチェーン全体への貢献やデジタル活用の具体性は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
太良町の地理的特性を活かし、竹崎蟹料理を旅行者に提供して集客する地域連携の方向性が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
急速・均一冷凍装置とプレハブ冷凍保管庫で、蟹以外の様々な魚介類も試して商材になるものを探していく。5年以内に「かにまぶし専門店」を1店舗出店したいと考えており、並行して通信販売用の「お土産かにまぶし」の開発を進める予定。
リーズナブルな蟹料理とあって、評判は上々です。
公式の事例集より(原文のまま)
高効率で生産性の高いジェラートマシンを導入し、奄美産の農産物を使った3種類の素材で試作を行った。
既存のパソコンに、CTIと連動した予約・会計・顧客管理システムを導入した。
効果:電話対応時間(1回あたり) 10分/回→9.3分/回
補助事業では、機械化による作業時間や製造数量などを検証した。
効果:生産効率が15倍に改善された