パーキングドライブスルー方式によるネル式ドリップコーヒーバックの提供

有限会社オハラ

この事例のポイント

  • 他社との差別化を図るため、品質向上とオリジナル商品の強化が必要でした。
  • 目視で行っていたピッキング工程を自動化し、シュート式コーヒー豆自動光選別機を導入しました。
  • 包装機を自社に備えたことで、焙煎後すぐにパックできるようになり、鮮度の良さが向上しました。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社オハラ
所在地徳島県 徳島市
業種飲食店
従業員数26人
資本金1,000万円
設立1989年

事業の背景

近年、安くて美味しいコーヒーがコンビニでいつでも手に入るようになり、コーヒー消費は日常に定着しています。一方で大手コーヒーチェーンの進出により、店舗間の競争も激しくなっています。

さらにコロナ禍によりテイクアウト需要が高まっていました。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度他社との差別化を図るため、品質向上とオリジナル商品の強化が必要でした。
  • 人手・技能生豆の選別を目視で行っており、ピッキング工程の効率が悪い状況でした。
  • 新製品・新技術新しい消費動向に対応するため、オリジナル商品の開発と販売体制の強化が求められていました。

やったこと

目視で行っていたピッキング工程を自動化し、シュート式コーヒー豆自動光選別機を導入しました。これにより生豆の選別を完璧に行えるようになりました。

創業来のこだわりであるネル方式の円錐形フィルターを開発し、焙煎後すぐにパックできるよう、ドリップコーヒーパック包装機を導入しました。モバイルオーダー、キャッシュレス、パーキングドライブスルーのシステムを構築し、テイクアウト需要にも対応しています。

新しい製品・サービス:ネル方式の円錐形フィルターを用いたオリジナルドリップコーヒーパック

補助金で入れた設備

経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。

  • シュート式コーヒー豆自動光選別機ドリップコーヒーパック包装機設備の種類:食品加工・包装

事業の効果

包装機を自社に備えたことで、焙煎後すぐにパックできるようになり、鮮度の良さが向上しました。小ロットでの多品種展開が可能となり、商品価値を高めることができました。

ネル式円錐形フィルターのドリップバックは美味しさが認知され、確実にオーダーが増えています。今後は小さなロットでオリジナルデザインにも対応する設備を導入する予定です。

出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均2.8 / 514観点のうち12観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    新しさ・高付加価値一般的なコーヒーが普及する中で、ネル式円錐形フィルターによるこだわりの高品質ドリップバックで高付加価値化を図っている。

もう一歩だった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、オーダー増加の記述があるのみで実現可能性の数値根拠が薄い。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性3

    創業来のネルドリップへのこだわりを活かし、ネル方式の円錐形フィルターを開発した点で、既存事業との一貫性が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    コンビニ競争や大手チェーン進出を踏まえ、差別化のため独自のネル式ドリップバックを強化する方針が示されている。

  • 課題の認識と解決3

    差別化と新消費動向への対応を課題とし、鮮度向上と小ロット多品種展開で高付加価値化につなげる計画になっている。

事業の実現可能性2.4
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、オーダー増加の記述があるのみで実現可能性の数値根拠が薄い。

  • 事業を進める体制2

    実施体制や人材、事務処理能力を示す記述は少なく、設備導入の内容が中心で体制面は触れられていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    鮮度の良さと美味しさが認知されオーダーが増えている事実から、ニーズの裏付けと選ばれる理由が読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    今後小ロットでオリジナルデザインに対応する設備導入予定とあるが、スケジュールや課題解決の方法は明確でない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    一般的なコーヒーが普及する中で、ネル式円錐形フィルターによるこだわりの高品質ドリップバックで高付加価値化を図っている。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用2

    テイクアウト需要の高まりへの対応は触れられているが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は薄い。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    モバイルオーダー・キャッシュレス・パーキングドライブスルーシステムの構築により、デジタル活用による新しい顧客接点を作っている。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    徳島の地元店舗(山城店)を拠点に、地域の飲食店として地域の顧客に向けた新たな楽しみの提案を行っている。

今後の展望

今後、小さなロットでオリジナルデザインにも対応する設備を導入予定であり、コーヒーの楽しみを広げていく考えです。山城店で「LIVE COFFEE」を展開することも検討しています。

事業者の声

クオリティの高いコーヒーパックの次は、プラスαの魅力の創出として、山城店での「LIVE COFFEE」を考えています。お好みの生豆をその場で焙煎して味わっていただいたり、お持ち帰りいただいたり。焙煎機から上がる湯気、引き立ての香り、味、コーヒーの魅力をLIVEで楽しんでいただきたいです。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典・注記
  • 出典:公式の事例集(令和元年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文からAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 審査の観点:公募要領 p.44(審査項目)
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。