ものづくり補助金平成28年度製造業宮崎県

2軸押出し成形機による生産能力向上とIoTを備えた生産体制の構築

ゴールド工業株式会社

この事例のポイント

  • 画期的な導電性シートを開発したが、設備の生産力が不足し、思うような供給ができなかった。
  • 3倍近い生産スピードの設備を導入し、導電性シートの量産体制を確立した。
  • 3倍近い生産スピードの設備導入により、導電性シートの量産体制が確立した。

事業者のプロフィール

事業者名ゴールド工業株式会社
所在地宮崎県
業種プラスチック製品製造業
技術分野材料製造プロセス

事業の背景

同社は半導体デバイス・電子部品の包装資材の開発及びプラスチック製品の開発製造販売を手がけている。カーボンを練り込んだ導電性シートを新たに開発し、顧客からの要望が高まっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力画期的な導電性シートを開発したが、設備の生産力が不足し、思うような供給ができなかった。
  • 生産能力工程変更のたびに機械の分解と清掃が必要で、段取り替えに多くの時間がかかっていた。

やったこと

3倍近い生産スピードの設備を導入し、導電性シートの量産体制を確立した。導電性シート専用ラインを増設し、透明なシートと導電性シートを流す際の段取り替えが不要になるように、2号機を導入した。新しい成形後には計8台のカメラを備え付け、自動検査を行う仕組みとした。国内で月産600トンを達成した後、マレーシアの工場に4号機を導入した。

新しい製品・サービス:カーボンを練り込んだ導電性シート(特許出願中)

事業の効果

3倍近い生産スピードの設備導入により、導電性シートの量産体制が確立した。国内では月産600トンを達成した。2号機の導入により工程変更の回数が減り、導入前と比べて生産力が大きく向上した。自動検査の導入により品質の確認も行われるようになった。

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均3.0 / 514観点のうち11観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性画期的な導電性シートで特許出願中とし、国内で月産600トンを達成した実績があり、競争優位性が具体的に示されている。
  • 4
    課題の認識と解決設備の生産力不足で供給できないという課題を認識し、3倍近い生産スピードの設備導入で量産体制を確立した。
  • 4
    新しさ・高付加価値画期的な導電性シートで特許出願中とあり、同分野で高付加価値の製品を量産する取組であることが読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標生産力の増加率は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、目標の実現可能性は判断しづらい。
経営戦略との整合性3.7
  • これまでの取組との一貫性3

    新開発の導電性シートの量産に向け、2号機の導入からマレーシア工場への4号機導入へと設備投資を段階的に広げている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    画期的な導電性シートで特許出願中とし、国内で月産600トンを達成した実績があり、競争優位性が具体的に示されている。

  • 課題の認識と解決4

    設備の生産力不足で供給できないという課題を認識し、3倍近い生産スピードの設備導入で量産体制を確立した。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産力の増加率は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、目標の実現可能性は判断しづらい。

  • 事業を進める体制2

    若い人の柔軟なアイデアを生かす旨の記述はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的な記載は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客の要望に応える導電性シートとして、日系ユーザーを中心に供給する顧客ターゲットが示されている。

  • 事業化までの道筋3

    マレーシアへの4号機導入、2号機による段取り替え不要の専用ラインなど、遂行方法と課題解決の流れが示されている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    画期的な導電性シートで特許出願中とあり、同分野で高付加価値の製品を量産する取組であることが読み取れる。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用ー

    公開情報では判断できません。

  • 費用対効果2

    生産力が導入前より300%増しになったことは示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の記載はない。

  • イノベーションへの貢献3

    新しい成形後に計8台のカメラで自動検査を行い、段取り替えを不要にした専用ラインを構築している。

政策面判断できません
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及ー

    公開情報では判断できません。

今後の展望

マレーシアの工場に4号機を導入し、ユーザーを中心に製品を供給していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。