回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社道免家具店
| 事業者名 | 有限会社道免家具店 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 600万円 |
| 設立 | 1963年 |
当社は山の環境保全の役割を担う間伐や除伐で採取された木材を巾はぎ集成材に加工し、建築に付随した特注家具を製造している。現在の受注の多くは法人向けで、自治体からの受注も多い。コロナの影響はまだ出ていないが、今後の予算次第で影響が出ることが懸念されている。
抱えていた課題
やったこと
曲げ加工用の既存設備を接着機として使っていた状況を改め、接着専用の設備である高周波巾はぎ接着機を導入した。接着時間が大幅に短縮され、接着の強度も上がった。各作業工程が数値化されるため作業者を選ぶ必要がなくなり、作業性にも優れている。
| 加工機 | 高周波巾はぎ接着機 |
|---|
新しい製品・サービス:一般客向けの商品(大手小売り企業と共同で開発を進めている)
接着時間が大幅に短縮され、接着の強度も向上したことで、一日あたりの生産枚数が大幅に増え、納品先の希望納期にも対応できるようになった。品質や信頼性の高まった巾はぎ集成材を使った自治体向け生徒用机・椅子や特注家具を安定的に生産でき、全国に向けて自信を持って商品を送り出せる体制が整った。作業の数値化により作業者の熟練度に左右されず、作業者の身体的負担も軽減された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
間伐材を巾はぎ集成材に加工し特注家具を製造してきた経緯が書かれ、一貫性はうかがえるが戦略上の位置付けは明示されていない。
全国のユーザーから技術力で評価を得ていると記載があるが、市場動向や競争上の強み・弱みの分析は示されていない。
接着時間の長さや作業者による品質差を課題として挙げ、高周波巾はぎ接着機で一日あたり生産枚数3.2倍とする解決策が示されている。
生産枚数3.2倍という数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
作業者を選ばず作業性が上がるとあるが、事業遂行体制や事務処理能力について具体的な記述はない。
自治体向け生徒用机・椅子や特注家具の品質向上、納期対応による受注増など、顧客と選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の取組として一般客向け商品開発や新規取引先開拓が書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
特注家具や巾はぎ集成材は一般的な分野だが、高付加価値化を図る記述が一部あり、新規性の根拠は薄い。
間伐材の活用による山の環境保全という社会的役割が書かれ、地域産材の利用推進に言及している。
生産効率が3.2倍になったとあるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
接着機の導入はデジタル化の一端とうかがえるが、サプライチェーンへの波及やイノベーションとしての記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島市の地域産材を活用し、自治体向け家具の受注を得ている点で地域との結びつきはうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存顧客との新たな商品開発と新規取引先の開拓に取り組み、販路を広げて事業の発展につなげていく方針である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日