回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社九面屋
| 事業者名 | 有限会社九面屋 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 霧島市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,製造環境 |
| 従業員数 | 43人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1962年 |
当社は県産原料を使った菓子の商品開発と販売を行ってきた。しかし量産のための機械化と作業の効率化が遅れ、人員不足も重なり、新たな商品開発に遅れをとっていた。そのため、県産原料を使った今までにないカップケーキを量産する必要があった。
抱えていた課題
やったこと
県産原料を使った今までにないカップケーキを量産するため、効率的かつ衛生的な製造の手段として、既存機械に改造を加えた機械装置と洗浄機を導入し、生産体制を構築した。導入した縦型スクリューフィーダ(3重包餡装置)により、3行程の自動化で作業が1人で可能になった。新商品「西郷のほっぺ」を企画・開発し、生産用機械装置の検討と導入を進めた。
| 加工機 | 縦型スクリューフィーダ(3重包餡装置) |
|---|---|
| その他 | 洗浄機 |
新しい製品・サービス:土産用カップケーキ(みかん、焼酎など鹿児島県産原料を使用)
従来にない3重包餡の新商品開発が可能になった。人員不足が解消され、作業の効率化と多能工化が図られた。その結果コスト削減につながった。平成30年6月からの2カ月間で500個(6個入り手提げ袋タイプ)を販売し、県内外のバイヤーとの商談も進んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の菓子販売から県産原料の量産化へ進む流れは読めるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
県産原料を使った地産地消の商品開発や県外バイヤーとの商談は読み取れるが、競争優位の根拠となる市場データは書かれていない。
量産化の遅れや人員不足という課題を認識し、3重包餡の新商品開発と作業の効率化につなげた点が具体的に書かれている。
コスト削減とは書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
女性スタッフ2名と工場長に権限を委譲した体制は読み取れるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
ターゲットは女性で、西郷のほっぺのやわらかさという特徴や、手が汚れないカップ方式という選ばれる理由が書かれている。
今後の取り組みとしてパッケージ改良や商品研究を継続すると書かれているが、スケジュールや遂行方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
みかんや焼酎を使ったカップケーキは特色があると読めるが、分野の普及度や高価格化の水準は書かれていない。
地産地消や県の農産物活用が示されているが、雇用創出や経済波及の数値は書かれていない。
販売500個やコスト削減とあるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島県産原料を活かした商品開発と県内外での販売は読み取れるが、地域経済の牽引効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
県外バイヤーから「“西郷のほっぺ”は特徴がいまひとつつかみづらい」「パッケージに難がある」との意見を受け、より良い商品に仕上げる取り組みを継続する。県の農産物を活用した商品の研究・開発を続け、世界中のお客さまに食べていただけるお菓子作りに全社で取り組む。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった