ものづくり補助金平成29年度製造業宮城県

生産プロセスの改善による生コンクリート需要環境変化への対応実現

仙南生コンクリート株式会社

成果従来比で時間当たり生産量が約60㎥増加し、これまでの約2倍になった。

この事例のポイント

  • 施設の老朽化に伴い、練り混ぜミキサ部分の交換を計画していた。
  • 練り混ぜミキサ部分の交換により生産プロセスを改善した。
  • 従来比で時間当たり生産量が約60㎥増加し、これまでの約2倍になった。練り混ぜミキサ部分の交換により、従来比で時間当たり生産量が約60㎥増加し、これまでの約2倍になった。

事業者のプロフィール

事業者名仙南生コンクリート株式会社
所在地宮城県 川崎町
業種窯業・土石製品製造業
技術分野材料製造プロセス,材料製造プロセス
設立1968年

事業の背景

釜房工場は釜房ダム建設のために1968年に釜房産業株式会社として設立され、現在は生コンクリートの製造販売を行っている。仙台市、名取市、川崎町を供給エリアとしており、震災後のピーク時の2013年には供給が間に合わないほどのフル稼働だった。施設の老朽化に伴い、コンクリートプラントの中核となる練り混ぜミキサ部分の交換を計画していたところ、金融機関からの紹介で本事業を知り応募した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力施設の老朽化に伴い、練り混ぜミキサ部分の交換を計画していた。
  • 生産能力震災後のピーク時の2013年には供給が間に合わないほどのフル稼働だった。

やったこと

練り混ぜミキサ部分の交換により生産プロセスを改善した。生コンプラント全体を変えると1億5千万円ほどかかるため、生産プロセスの一部変更という形で対応した。高流動コンクリート、高強度コンクリート、超高強度コンクリートなどの特殊コンクリートの製造も可能になった。ミキサ部分の入れ替えで、これまで発生していた定期的な部品交換や修繕発生も最少化でき、安定した操業が可能になった。

加工機練り混ぜミキサ部分

事業の効果

  • 従来比で時間当たり生産量が約60㎥増加し、これまでの約2倍になった。

練り混ぜミキサ部分の交換により、従来比で時間当たり生産量が約60㎥増加し、これまでの約2倍になった。生産量が倍増し、今後の厳しい需要環境下でも安定した受注を実現できる見込みとなった。特殊コンクリートの供給も可能になり、大量打設や複数現場需要への対応力が高まった。定期的な部品交換や修繕の発生も最少化され、安定した操業が可能になった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均3.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    施設の老朽化に伴い練り混ぜミキサ部分の交換を計画し、地域への貢献を掲げる点は読み取れるが、過去の取組との連続性は具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    震災後ピーク時のフル稼働や、サカモトグループの情報量・地元建設会社とのつながりを強みとして挙げ、外部環境と経営資源が具体的に述べられている。

  • 課題の認識と解決4

    ミキサ交換で時間当たり生産量が従来比約60㎥増(約2倍)となり、特殊コンクリート製造も可能になったと課題解決の効果が示されている。

事業の実現可能性60%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    生産量が従来の約2倍になったと具体的な数値で示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    補助事業の遂行体制として人材や事務処理能力に関する記述は見当たらず、グループの総合力に触れる程度にとどまる。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    高流動・高強度などの特殊コンクリートへの対応力や大量打設の需要、仙台市内の高層ビル納入など、顧客ターゲットと選ばれる理由が示されている。

  • 事業化までの道筋3

    ミキサ交換で定期的な部品交換や修繕を最少化し安定操業を可能にしたと述べるが、中長期のスケジュールや検証の記述は薄い。

  • 財務と資金の調達2

    金融機関からの紹介で補助金を知ったとの記述はあるが、財務状況や資金調達の見込みについては書かれていない。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    特殊コンクリートの製造が可能になったと書かれるが、普及度や高付加価値化の水準を示す記述は乏しい。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用4

    釜房ダム建設や次世代型放射光施設、国道286号バイパス工事など社会インフラ整備への貢献が具体的な事業名で示されている。

  • 費用対効果3

    生産量倍増や部品交換の最少化は読み取れるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    社会インフラ整備への貢献は述べられるが、日本経済の構造転換に資するという記述はうかがえない。

  • 地域経済への波及4

    仙台地区や仙台市内の高層ビルなど地域の建設需要に応え、地元建設会社との繋がりを活かす地域密着の事業が具体的に書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後予定されている東北大学青葉山キャンパスの次世代型放射光施設の設置や国道286号のバイパス工事、名取川水系の川内沢ダム建設により、コンクリートの需要拡大が見込める。仙台市内の高層ビルやマンションへの納入エントリーも可能になり、さらに価値のある仕事を受けていきたいとしている。

事業者の声

常にお客様の目線で、お客様本位で

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。