回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社協同電子工業
成果虚報の発生率が5〜15%に改善された。
| 事業者名 | 株式会社協同電子工業 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 鶴岡市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 206人 |
| 資本金 | 843万円 |
| 設立 | 1987年 |
当社はプリント基板加工技術を持ち、ディスクリート基板の品質安定化と短納期化を課題としていた。部品実装やはんだ付けは人手作業で、はんだ付け工法の技術革新も見込めないため、不良率の改善が難しい状況にあった。
抱えていた課題
やったこと
最新の高機能自動外観検査装置を導入し、人手による目視検査項目を自動検査化した。これにより出荷品質の向上・安定化と目視検査工数の削減が可能かを検証した。導入後は複数の検査方式を組み合わせて検査を行い、3次元計測、斜視カメラによる部品側面の確認も行った。
| 検査測定 | 高機能自動外観検査装置 |
|---|
複数の検査方式の組み合わせにより、困難だった極性確認が可能になった。3次元計測によりICリードの浮きやはんだフィレットの確認ができるようになった。虚報率が改善され、経験の少ない検査員でも運用できるようになった。検査時間が短縮されボトルネック工程の解消につながり、売上も計画した5年後に2倍を上回っている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
接合部診断・検査技術の向上を推進すると記載があるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていません。
市場や顧客動向、自社の強み・弱みへの言及がなく、競争優位性の根拠は事例文から読み取れません。
不良率改善の困難さや短納期化が課題と明示され、検査時間が約1/3に短縮されたなど効果も数字で示されています。
5年後に売上2倍超の実績という数字はあるが、高付加価値化や賃上げの目標値は書かれていません。
従業員206名との記載があり、経験の少ない検査員でも運用可能になったとあるが、事業遂行体制の詳細は薄いです。
受注拡大と新規顧客獲得を目指すとし、QRコード自動認識の取引先への訴求を挙げるが、顧客ターゲットの整理は薄いです。
今後の展望として生産品目の移行促進や虚報率の安定化を挙げているが、スケジュールや解決方法の具体性は薄いです。
公開されている事例からは読み取れません。
高解像度カメラや3次元計測の導入は示されるが、業界での普及度や高価格化の水準は書かれていません。
地域社会の未来創造への貢献が一般的に述べられるだけで、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は薄いです。
検査時間が約1/3、虚報率5〜15%と効果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値の数値は書かれていません。
3次元計測や高解像度カメラ、QRコードの自動認識記録など、先端的なデジタル技術の活用が具体的に読み取れます。
日々開発が進む業界への対応とあるが、日本経済の構造転換に資する分野進出の記述は薄いです。
鶴岡市の所在地と地域社会への貢献が述べられるが、地域特性を活かした高付加価値や雇用創出は書かれていません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
旧来の外観検査機を使う生産品目も本事業の装置へ移行を促進する。虚報率の安定化により検査時間をさらに短縮し、生産性向上につなげる。QRコード・バーコードの自動認識と検査画像の記録機能を取引先に訴求し、受注拡大を図る。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分