部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
株式会社鈴木鉄工
成果目標とする月産26台(2016年比1.7倍)に高めることができた
| 事業者名 | 株式会社鈴木鉄工 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 能美市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 122人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1963年 |
当社は大型精密機械部品の製造や各種産業機械の製造・メンテナンスを行っている。ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車の需要増加により小型エンジン・電気モータ部品が増加傾向にあり、顧客から小型プレス機の駆動系パーツ4点の増産要請を受けた。主要取引先はコマツ、コマツ産機株式会社、株式会社神鋼エンジニアリング&メンテナンスである。
抱えていた課題
やったこと
要求品質を満たしながら生産性を高めるため、高精度複合旋盤を1台導入した。従来は専用機2台・全5工程で加工していたSCREWについて、側面ドリル加工(横中ぐり工程)を統合・廃止し、高精度複合旋盤1台・3工程で加工できるようにした。切削シミュレーション技術と実際のテストピースでの切削試験を繰り返し、切粉の分断処理に成功して、機械停止による切粉除去作業を廃止した。機械加工の精度を上げ、部品同士の隙間の極小化を図った。
| 加工機 | 高精度複合旋盤 |
|---|
高精度複合旋盤の導入により、SCREWの加工工程が5工程から3工程に減り、加工工数と段取り・クレーン・運搬などの付帯工数が大幅に削減された。機械加工の精度向上で部品同士の隙間が極小化され、摺合わせ時間は半減した。小型プレス機駆動系パーツの生産能力は2016年比1.7倍の月産26台に高まった。改善のノウハウは他部品にも展開する計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
切粉処理の切削シミュレーションや小型プレス機駆動系パーツの継続的な改善活動が記載され、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
顧客からの4点の増産要請や自動車産業向け精密機械の製造実績、熟練技能者33名などの強みが具体的に書かれ、競争優位の根拠が読み取れる。
工程が2台5工程から1台3工程に統合され、擦り合わせ時間の半減や月産26台(2016年比1.7倍)という課題解決の成果が具体的に示されている。
月産26台(2016年比1.7倍)という生産能力の目標と達成が数字で示され、加工工数や擦り合わせ時間の半減も具体的に書かれている。ただし賃上げ目標は書かれていない。
従業員122人、特級技能士2名・1級33名・2級25名の在籍が書かれ体制はうかがえるが、補助事業の遂行体制として具体的に述べられてはいない。
顧客ターゲットは大手機械メーカーや主要取引先として示され、多品種少量品を競争力あるコストで作れる点が書かれるが、ニーズの裏付けは具体性が薄い。
切削シミュレーションとテストピースでの試験を繰り返し切粉分断に成功した経緯が書かれ、課題解決の方法はうかがえるが、中長期のスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
小型プレス機駆動系パーツの加工という一般的な分野で、高付加価値化や高価格化を図る記載はわずかにうかがえるにとどまる。
ハイブリッド車や電気自動車の需要増加に伴う自動車産業のグローバル化への貢献が書かれるが、雇用創出や波及効果の数字は示されていない。
工程集約による工数削減や生産能力1.7倍などの成果は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値額の増加は示されていない。
切削シミュレーション技術の活用が書かれ、デジタル技術の利用はうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
石川県能美市の所在地は書かれるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出については記載がわずかにうかがえるにとどまる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
現在はコロナウイルスの影響で受注が減少しているが、将来の受注増加に備えている。今回培った改善活動のノウハウを他部品にも展開していく。
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
厚板加工、プレス加工、レーザー加工、ネットワーク化の4項目を満たす機種を条件に検討し、アマダ製工程結合マシンLC2012C1NTを選定して…
効果:生産量 1倍→2倍
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程