高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
日本真空化学株式会社
成果浴槽1台の製造時間 30分→10分
| 事業者名 | 日本真空化学株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 福井市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業(別掲を除く) |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 設立 | 1975年 |
道路のカーブミラーの製造に始まり、プラスチックの製品を幅広く製造してきた。水族館などで用いられるつなぎ目のないアクリルパイプや、ジャグジーなどに用いるガラス繊維強化アクリル樹脂(FRA)製の大型浴槽は国内シェア1位である。主力のアクリル製浴槽シェルやポリカーボネート製の採光ドームを真空成形で製造していた。
抱えていた課題
やったこと
全自動真空成形機を導入し、特に小型の浴槽の製造を中心に生産スピードと製品精度の向上を図った。従来は手作業だった原材料のアクリル板の固定や、熟練工の経験に頼っていた加熱・成形のタイミングの判断を自動化した。加熱装置には3/100mm角の高性能なヒーターが敷き詰めるように配置され、部位ごとにヒーターの強度を細かく調整して加熱条件を管理できるようにした。適切な加熱・成形条件をデータとして設定できるようにし、人が加工機に立ち入る作業も自動化した。
新しい製品・サービス:水耕栽培用のトレイ
浴槽1台の製造時間が30分から10分に短縮され、一日の最大生産量は12台から47台に増加した。製造能力の向上とコスト低減により、採光ドームと合わせ年間約400万円の増収を見込める。部位ごとに細かく温度をコントロールできるため、適性な肉厚で均一に成形でき、肉薄部分の破損によるロスを予防し、データに基づいた作業の平準化と品質管理も可能になった。人が加工機に立ち入る作業がなくなり、作業の安全性も高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
道路のカーブミラー製造から始まり、アクリルパイプや浴槽など独自製品を広げてきた経緯が書かれ、一貫性はうかがえる。
大口径アクリルパイプや FRA 製大型浴槽は国内シェア1位と記載があり、自社の強みを具体的に示している。
手作業で生産が追いつかず東京オリンピック需要に対応できなかったという課題を示し、導入で解決を図った内容になっている。
浴槽1台の製造時間が30分から10分、一日の最大生産量が12台から47台に増加し、年間約400万円の増収見込みと数値で示されている。
工場の人員や推進体制については事例に記載がなく、従業員数40名の記載のみ読み取れる。
新築・改築需要の増加や、軽くて使いやすいと好評の水耕栽培用トレイなど、顧客ニーズと選ばれる理由が書かれている。
今後は車載内装用プラスチック製品への進出を目指すとあるが、スケジュールや課題の解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大口径アクリルパイプは国内でも数社しか製造していないと記載され、高水準の差別化がうかがえる。
新たな雇用や需要創出は直接書かれていないが、水族館や温浴施設での利用など地域インフラに関わる製品であることはうかがえる。
生産時間の短縮と一日最大生産量の拡大、年間約400万円の増収見込みなど、投資に対する効果が数字で示されている。
自動化や成形条件のデータ化は書かれているが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献までは読み取れない。
公開情報では判断できません。
福井市に本社があることは記載されているが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は読み取れない。
水耕栽培用のトレイの製造を新たに受注・製造している。今後は、精度に対応できずに受注できなかった自動車の車載内装用プラスチック製品への進出を目指す。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%