新たな加熱装置の導入による大型構造物溶接部熱処理の受注獲得・競争力強化事業
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
成果切削スピード 30m/分→60m/分
| 所在地 | 山梨県 山梨市 |
|---|---|
| 業種 | 木材・木製品製造業(家具を除く) |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 13人 |
| 設立 | 1945年 |
飯島製材所は輸送用の木製パレットを主力に、木質ペレットや梱包木箱などを製造している。木製パレットは輸送用資材としてさまざまな業界で需要が安定している。一方で積載製品ごとにサイズが違うため多品種小ロットの対応が必要である。取引先は世界的な大企業から県内の中小企業までさまざまである。
抱えていた課題
やったこと
超高速製材が可能なNTB(新型帯鋸の高速製材)システムを導入した。送材車の動力源を油圧走行から電気走行とし、新型帯鋸盤とした。切削スピードは従来の30m/分から60m/分へと2倍に上がった。目立て加工は自社で行い、機械での加工が困難だった作業の時間を大幅に削減した。遠隔操作も可能になり、作業者の安全性も改善した。
| 加工機 | NTB(新型帯鋸の高速製材)システム |
|---|
製材スピードが従来の2倍になり、これまで困難だった間伐材と16cm程度の小径木の丸太も製材できるようになった。作業の効率化により生産量が増大し、低コストで低質材を製材できるようになった。目立て加工時間も大幅に削減され、技術の継承も短い時間で可能になった。製材量の増加に伴い端材も増え、木質ペレットの生産量も増加した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成16年からFSC認証製品に取り組み、毎年審査を受けて認証を継続しており、木質ペレット製造も平成21年から開始と過去の取組の一貫性が読み取れる。
県内でFSC認証パレットを製造するのは同社のみで、丸太から一貫加工できる強みと製材スピード2倍が他社との差別化につながると記載されている。
課題として製材スピードの限界、目立て加工技術の継承、間伐材の製材困難が挙げられ、NTBシステム導入で解決する流れが示されている。
製材スピードが30m/分から60m/分へ2倍になると示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されていない。
熟練技術者の技術継承や目立て加工の課題に触れるが、補助事業を遂行する人材体制や事務処理能力の記述は見当たらない。
短納期やあらゆるサイズの注文、ジャストインタイム供給へのニーズに応える点と、県内一の木質ペレット生産量が具体的に書かれている。
新システム導入による課題解決の方法は示されるが、導入スケジュールや中長期の検証過程は記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
FSC認証パレットを県内で唯一製造する点は示されるが、ジャンルの普及度や高水準の高価格化についての具体的数字は少ない。
間伐材や小径木の利用促進、環境保護への取り組みがうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の記述は薄い。
製材スピードが2倍になり低コスト化したと書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数字は示されていない。
NTBシステムによる製材の高速化はうかがえるが、先端デジタル技術やサプライチェーンのイノベーションへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
山梨県内の立木購入から配送まで一貫し、県内一の木質ペレット生産量を持つ地域密着の事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
仕事をしていく上で、世の中の役に立つということはとても大事だと思うんです
公式の事例集より(原文のまま)
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
わかめ太茎のカット工程に高速裁断機を導入した。
効果:わかめ太茎1人あたりの裁断作業時間 120分→5分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分