回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社共栄木材
| 事業者名 | 株式会社共栄木材 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 愛媛県伊予市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業(家具を除く) |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1997年 |
当社は木造建築のツーバイフォー工法で使うパネルを製作している。建設業界では人手不足を背景に、現場作業を減らして工場内作業を増やすことが求められている。ツーバイフォー工法は全国の木造住宅の約23%を占め、愛媛県内の平成30年前半期の新築住宅2,345戸のうち475戸(20.3%)がこの工法だった。当社の同時期の納品数は124戸で、県内シェアは26%である。
抱えていた課題
やったこと
墨付け機能付きの三次元木材加工機「マルチアングルカットソーLight」を導入した。手作業で行っていた墨付けと三次元加工をCADデータによる機械加工に置き換えた。既存のCADデータと導入機を統合し、CAD/CAMのシステム化を実現した。これにより、パネル製作の特殊な三次元加工と墨付けを一つの流れで行えるようにした。
| 加工機 | 墨付け・三次元カット機マルチアングルカットソー「Light(ライト)」 |
|---|
CADデータの再入力が不要になり、墨付けと三次元加工が機械化されて省力化された。経験の浅い従業員でも熟練工と同等の作業結果を得られ、短期間で技術の伝承ができるようになった。手作業によるヒューマンエラーの素地が無くなり、正確性と生産性が向上した。前工程と加工・墨付けが一つの流れになったことで、ムリ・ムダ・ムラを抑え、短納期にも寄与している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存CAD導入とツーバイフォーパネル製作の延長にある設備投資と読めるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
県内ツーバイフォーシェア26%、人手不足で現場作業減を求める業界要求など、外部環境と自社の強みが具体的に示されている。
熟練職人減少と手作業の課題を挙げ、CAD/CAM統合で課題を解決したと成果を示しているが、付加価値向上の数値は示されていない。
シェア26%から35%への目標は示されるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員28人、取締役による担当者記載があるが、補助事業の遂行体制の具体的な記述は乏しい。
県内の納品数124戸とツーバイフォー住宅の需要など、顧客と販路が具体的に整理されている。
導入後の課題解決内容は示されるが、スケジュールや中長期の検証過程は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
三次元加工と墨付けの機械化で差別化を図るとあるが、市場の普及度や高価格化の数値は示されていない。
建設業の人手不足への対応として工場作業化が求められると記すが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
ヒューマンエラー削減や省力化を挙げるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
CAD/CAMのシステム化により前工程と三次元加工・墨付けを一連の流れにしたと具体的に記されている。
木造住宅の工法シェアに触れるが、日本経済の構造転換への言及はほぼ読み取れない。
愛媛県内の住宅市場に根ざした事業と読めるが、地域雇用や成長への効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後はシステムの習熟度を高めて利益率を向上させ、県内シェアを26%から35%に広げることを目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人