高精度両頭フライス盤導入による生産能力拡大と顧客ニーズ対応
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
マルイチエクソム株式会社
| 事業者名 | マルイチエクソム株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 門真市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,材料製造プロセス,情報処理,情報処理 |
| 従業員数 | 54人 |
| 資本金 | 2,148万円 |
| 設立 | 1970年 |
昭和45年創業のプラスチック成形メーカーで、自動車を中心に建設機械・家電・住宅設備などの工業部品を、ブロー成形で製造している。リーマンショック前は自動車分野の売上が90%以上を占め、自動車業界の停滞で大きな打撃を受けた。その反省から家電・住宅設備・福祉用具へ事業領域を広げたが、小ロット多品種生産への対応という新たな課題を抱えた。
抱えていた課題
やったこと
小ロット多品種生産による段取り替えの増加と、手書きの生産計画では把握しきれないムダ・ムラを解消するため、生産管理システムを導入した。このシステムにより社内での情報共有を図り、ムダのない人員や生産計画を組めるようにした。あわせて、原材料の発注漏れや過剰発注を防ぐ仕組みとした。
生産管理システムの導入により、社内での情報共有が進み、ムダのない人員・生産計画を組めるようになった。生産計画の立案がしやすくなり、生産効率の向上につながった。原材料の発注漏れなどのミスも少なくなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
リーマンショック後の自動車偏重の反省から家電・住宅設備・福祉用具へ広げ、小ロット多品種対応の生産管理システム導入へと一貫した流れが読み取れる。
長尺製品の肉厚制御や複雑形状の成形ノウハウを強みとし、大手自動車メーカーのラジエター水予備タンク受注に成功した経緯が書かれている。
段取り替えの増加や手書き計画によるムダ・ムラの把握不足という課題は示されるが、高付加価値化につながる具体的な計画は書かれていない。
収益性を高める意向はうかがえるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、実現可能性を判断できる数値がない。
若手の確保と社内育成に力を入れ、中堅社員への権限移譲を進めて24時間三交代の量産体制を確立していることが読み取れる。
顧客の思いをくみ取る形状デザインや自動車・家電・介護ベッド床材など主力製品は示されるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
自社ブランド製品を送り出すという将来像は述べられているが、中長期の課題検証やスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ブロー成形でパーティングラインを設計する技術へのこだわりは示されるが、同分野での高水準の高価格化を裏付ける数値はない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
生産管理システムを導入して社内の情報共有を図り、材料発注漏れを減らしたことは書かれているが、業界全体への波及は書かれていない。
自動車一本から家電・住宅設備・福祉用具など複数分野へ事業領域を広げた取組が書かれており、構造転換への動きがうかがえる。
本社を門真市に置くことは分かるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用面の記述はわずかにうかがえる程度にとどまる。
生産管理システムを活用して生産効率を上げ、収益性を高めていく方針である。中堅社員に権限を移譲し、新しい感覚を持つ社員が会社を引っ張る体制を作ることも目指している。
ものづくりの仕事をしている以上、自社ブランドの製品を世に送り出すのが究極の夢
公式の事例集より(原文のまま)
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
5軸複合加工機を新規導入した。