ものづくり補助金平成29年度製造業大阪府

軟質素材対応の印刷・縫製装置導入によるオリジナルグッズへの展開

株式会社アラセ

この事例のポイント

  • 生産体制の強化が必要だった。
  • 平成28年にレーザー彫刻機を2台、平成29年にUV印刷機を1台導入した。
  • 生産スピードと対応力が大幅に向上し、軟質素材などを使ったオリジナルグッズの製品バリエーションが拡大した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アラセ
所在地大阪府 八尾市
業種その他の製造業
技術分野表面処理,表面処理
従業員数14人
資本金1億円

事業の背景

主力製品は、オリジナルな表札や看板・銘板である。一般住宅向けに加え、店舗や工場などの施設向けにも製作・施工を行い、ステンレスへのエッチング加工を得意とする。アイデアとデザイン力が強みで、デザインの起こしから製造まで社内で一貫対応している。雑貨やグッズ類はインターネット販売、カタログ通販、大手生活用品店の印材コーナーで販路を広げている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力生産体制の強化が必要だった。
  • 人手・技能従来の設備ではアイデアを形にすることに限りがあった。

やったこと

平成28年にレーザー彫刻機を2台、平成29年にUV印刷機を1台導入した。UV印刷機は良質な軟質インクを使用するため、素材を問わず割れや剥がれが発生しない印刷が可能になった。これにより生地や木材への印刷ができるようになった。オリジナルグッズは年間を通して安定的な需要が見込めるため、同社全体の生産標準化が実現した。今後は事業の力点をオリジナルグッズ製作へシフトし、販売拡大を目指す。

新しい製品・サービス:軟質素材を使ったソフトカバーのスマホケースや、生地・木材に印刷するオリジナルグッズ

事業の効果

生産スピードと対応力が大幅に向上し、軟質素材などを使ったオリジナルグッズの製品バリエーションが拡大した。オリジナルグッズは年間を通して安定的な需要が見込め、生産標準化が実現した。技術力が大きく向上し、アイデアの具現化に弾みがついた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.7 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

伸びしろがあった観点

  • 2
    課題の認識と解決軟質素材グッズのニーズ多様化が触れられるが、課題の認識と高付加価値化に向けた計画の具体性は薄い。
経営戦略との整合性2.7
  • これまでの取組との一貫性3

    デザイン起こしから製造まで社内一貫対応が強みで、アイデアを形にする方向性は読み取れるが、過去の取組との連続性は具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ステンレス加工やアイデア・デザイン力が強みとして示され、他社にない商品を目指すとあるが、市場動向との関係は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    軟質素材グッズのニーズ多様化が触れられるが、課題の認識と高付加価値化に向けた計画の具体性は薄い。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制3

    現状の人員体制で技術を磨くとあり、スタッフの多くが女性で職場環境に配慮している点は読み取れるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    表札やオリジナルグッズの製品例、販路としてインターネット販売や大手生活用品店が示されるが、顧客ターゲットの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    事業の力点をオリジナルグッズ製作へシフトし販売拡大を目指す方針はあるが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    ステンレス梨地表札やアイアンフレーム表札などの独自製品が示され、オンリーワンを目指す方向性はあるが、高付加価値化の水準は数値で示されていない。

公的補助の必要性2.3
  • 波及効果・雇用2

    インバウンド向け和風土産グッズの展開が視野に入るとあるが、地域経済や雇用創出への波及は書かれていない。

  • 費用対効果2

    最新鋭設備で生産スピードと対応力が向上したとあるが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    UV印刷機やレーザー彫刻機で生地や木材への印刷が可能になったと具体的な設備導入が書かれるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    八尾市の事業者としてデザインやアイデアを武器にした製品開発が示され、地域の特性との結びつきは薄いが一定の付加価値は読み取れる。

今後の展望

今後は事業の力点をオリジナルグッズ製作へシフトし、販売拡大を目指す。スマホケースの需要増を見込み、デザインバリエーションの拡大に取り組む。

事業者の声

女性のアイデアが商品開発を底上げしている。子育て中の女性でも働きやすい職場環境を心がけており、人材の流出はない。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。