ティーバッグ充填包装機導入による桑製品加工の新たな展開
桑の外注加工部分を自社で行うため、ティーバッグ充填包装機を導入した。
有限会社日高林産
| 事業者名 | 有限会社日高林産 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 邑南町 |
| 業種 | 木材・木製品製造業(家具を除く) |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1993年 |
1960年に建築製材所として創業し、1993年に法人化した。島根県内の製材業は事業者数が年々減少し、建築用資材は価格の下落が続いている。主力の製材や壁・床加工材の売り上げは減少傾向にあり、他社との差別化と付加価値向上が課題だった。
抱えていた課題
やったこと
県内で生産される間伐材のスギ・ヒノキの小径木を有効活用し、栓すのこの製造を行った。補助事業で「カシワギ製ギャングリッパー」を導入し、一度に5枚の板を製材できるようにして生産性と効率化を高めた。また全自動電気式木材乾燥機 MTG-200E(弱減圧式乾燥装置)を導入し、木の暴れを抑えて小径木の乾燥時の変形を抑制した。
新しい製品・サービス:細すのこタイプのベッド
ギャングリッパーの導入により、一度に複数枚の板を製材でき、生産性と効率が向上した。乾燥機の導入により小径木の乾燥時の変形が抑えられ、製品の品質が向上した。品質の向上を受けて栓すのこの受注が増加し、新たな細すのこタイプのベッドも好調に売れた。
新事業進出・ものづくり補助金
1960年創業の製材業から間伐材製品へ段階的に転換し、自社開発の技術で差別化を続けている経緯が一貫して示されている。
間伐材の暴れを抑える自社技術と無垢材の接着技術を持ち、県外企業とのコラボで製品化、台湾・韓国へ輸出している点が強みとして読み取れる。
製材・壁床加工材の売上減少という課題を認識し、間伐材製品が売上の60%を占めるまでに転換した点で、課題解決の方向は明確。
乾燥装置導入で品質向上・増産が進んだとしているが、付加価値や賃上げの具体的な目標値は本文中に示されていない。
従業員12名のうち5名を障がい者雇用しており、栓すのこ製造を現体制で対応している点から遂行体制はある程度確保されている。
ヒノキの抗菌・抗ダニ・防虹効果や通気性でカビが少ない点が評判で、海外からの需要増という根拠がある。
東京農業大学との連携による新商品開発や、温暖化・安全性を見据えた加工材開発の方向性が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
小径木の暴れを抑える高度な加工技術を自社開発し、一般的でない間伐材製品で高付加価値化を図っている点が読み取れる。
中山間地域の県産木を活用し、地域のまちづくりや産業おこし、林業の再生に取り組んでいる点が公的な意義として示されている。
乾燥機導入で変形が抑えられ品質が向上したとあるが、投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
県外企業や東京農業大学との連携で新商品を開発しており、地域資源を活かした産学連携による新たな取組が読み取れる。
製材から間伐材製品へ転換する構造変化の動きはあるが、成長分野への進出が日本経済の構造転換に資するかは本文から判断しにくい。
邑智郡の豊富な木材資源を活かし、間伐材製品が売上の60%を占めるまでに成長させ、地域の産業おこしを牽引している。
東京農業大学と連携し、地域資源を活用した新商品の開発に今後も取り組む意欲を持っている。
桑の外注加工部分を自社で行うため、ティーバッグ充填包装機を導入した。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分