回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社Tint NOKKO
| 事業者名 | 株式会社Tint NOKKO |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2018年 |
株式会社Tint NOKKOは、生地のネット販売と関西・関東のアパレルメーカー各社からのOEM生産の二本柱で成長してきた。裁断の際に出る余り布をカットしてネット販売したところ好評で、生地販売も手掛けるようになった。2018年に協力工場を吸収合併して法人化し、社内で縫製事業を本格的に始めた。
抱えていた課題
やったこと
熟練が不要で、オペレーター1人で扱える一枚切り自動裁断機ECOPIA E2-2000を導入した。アパレルメーカーとのデータのやりとりから裁断工程までシームレスに行える体制を整えた。生地柄に合わせてプロジェクターが映し出した型紙を移動させることで、生地を触らずに微妙な位置調整が可能になった。あわせてクレアコンポII アパレルアプリケーションを導入した。
新しい自動裁断機により縫製事業の生産性と品質が向上し、裁断工程が大幅に短くなりコスト低減と短納期につながった。より正確なカットも可能になった。新型コロナ禍での抗ウイルス素材の需要急増にも対応でき、生地のネット販売が大きく伸びた。今後は小ロット・ボーダー素材の受注拡大や裁断のみの業務の受注も狙っている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
ネット生地販売とOEM二本柱で成長し、協力工場を合併して社内一貫生産を整えた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置づけの記述は薄い。
ボーダー生地の柄合わせは社内で扱える人材が限られ裁断に最低3人必要だったとあり、強みと弱みの一端は読めるが外部環境の分析は書かれていない。
裁断に最低3人必要だった課題に対し、オペレーター1人で扱える自動裁断機を導入し、裁断工程が大幅に短縮されコスト低減と短納期につながったと書かれている。
年商2億円や売上5倍といった実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
パターンから縫製まで一貫して行える技術者や社内人材、外国人実習生の引き受けなど人材体制の記述はあるが、事務処理能力は書かれていない。
極小ロット・極小パーツのペット用衣服需要や抗ウイルス素材のネット需要に応えたと書かれ、顧客ニーズの裏付けは読めるが具体性は薄い。
積層自動裁断機や延反機の導入決定と自社サイト立ち上げ計画が触れられているが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
極小ロット・極小パーツの裁断を自動裁断機で高精度に行える点は差別化に読めるが、市場の普及度や高価格化の記述は少ない。
新たな従業員の増加に触れており雇用創出はうかがえるが、地域波及や社会インフラとしての国の補助理由は書かれていない。
自動裁断機導入後に生産性と品質が向上し年商2億円超に達したと書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数字は示されていない。
アパレルメーカーとのデータのやりとりから裁断までシームレスに行う体制という点で、デジタル連携がうかがえる程度。
公開情報では判断できません。
出雲市の企業であることは示されるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済への牽引の記述は乏しい。
新たな積層自動裁断機や延反機も導入が決まっており、大手モールに加え自社サイトの立ち上げも計画中。従従来断っていた仕事も受けられる体制が整い、さらなる事業拡大を狙っている。
従来断っていた仕事も受けられる体制が整った。小ロット、ボーダー素材の受注拡大、また裁断のみの業務も広く受注し、生地のネット販売の売上も一層伸ばしていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名