ものづくり補助金平成29年度宿泊業、飲食サービス業徳島県

地元の魚貝類と野菜を使った冷凍惣菜の開発による販路の開拓

有限会社みやひろ

成果製造能力 1倍→10倍

この事例のポイント

  • 当社の冷凍惣菜は地元に伝わる方法で手作業により調理しており、原材料や商品保存用の冷蔵庫・冷凍庫の容量が小さく、要望されている日量1,000食以上の製造ができなかった。
  • 本事業により大型の冷蔵庫と冷凍庫を導入し、出汁用の液体充填機と商品品質を保証するための金属探知機も導入した。
  • 製造能力 1倍→10倍。冷凍惣菜の製造能力が従来の10倍以上に増え、日量1,000食以上の製造が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社みやひろ
所在地徳島県 阿南市
業種持ち帰り・配達飲食サービス業
従業員数4人
資本金600万円
設立1999年

事業の背景

有限会社みやひろは、徳島県産の食材にこだわり、地元の漁師や漁協から直接仕入れた魚介類や海藻の天然物を使った弁当を製造し、企業へ配送サービスを行っている。顧客の評価は高く、徳島県内の百貨店やホテルからの依頼も増えている。冷凍の弁当や惣菜の市場規模は年々拡大しており、関西の弁当冷凍宅配業者からも注文の問い合わせが入っていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力当社の冷凍惣菜は地元に伝わる方法で手作業により調理しており、原材料や商品保存用の冷蔵庫・冷凍庫の容量が小さく、要望されている日量1,000食以上の製造ができなかった。

やったこと

本事業により大型の冷蔵庫と冷凍庫を導入し、出汁用の液体充填機と商品品質を保証するための金属探知機も導入した。これらにより製造能力を大幅に増強し、弁当の冷凍宅配業者へ出荷できるようになった。また、専門家の指導を受けて新たなメニューの開発も行った。

その他大型冷蔵庫
その他大型冷凍庫
加工機出汁用液体充填機
検査測定金属探知機

新しい製品・サービス:徳島県産の食材を使った食べきりの冷凍個食惣菜

事業の効果

  • 製造能力 1倍→10倍

冷凍惣菜の製造能力が従来の10倍以上に増え、日量1,000食以上の製造が可能になった。商圏は全国規模に広がり、関西の弁当冷凍宅配業者への出荷も始まった。メニューの多様化にも対応しやすくなり、新規取引先も増えた。安全・安心な商品づくりができ、顧客から喜ばれている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    地元の漁師や漁協から仕入れた天然物を使う弁当づくりの実績が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。ただし戦略上の位置付けまでは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    百貨店やホテルからの依頼増や関西の冷凍宅配業者からの問い合わせが書かれ、外部需要と地元食材の強みに触れている。競争優位の説明は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    手作業と小さな冷蔵庫・冷凍庫が課題で、日量1,000食以上の製造が不可能と具体的に書かれている。大型設備導入で解決を図ったと課題と対策が対応している。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    製造能力が今までの10倍以上になったと具体的な数字がインタビューに書かれている。ただし付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員4名の小規模体制と専門家の指導を受けたことはわかるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    徳島県産食材を使った食べきりの個食惣菜という製品価値と、一人住まいの高齢者向け宅配サービスという顧客像が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    新メニュー開発や商圏の全国拡大は書かれているが、中長期の課題検証やスケジュール、解決方法の具体的な記述は読み取れない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    冷凍惣菜の市場は年々拡大と書かれているが、地元の伝統的製法による高付加価値化の水準は具体的に示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    地元の漁師や漁協との取引、地元食材の活用が書かれており地域経済への波及がうかがえる。雇用や需要創出の数字は書かれていない。

  • 費用対効果2

    導入設備で製造能力が10倍以上になったとあるが、補助金額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数字は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    金属探知機による安全管理や新メニュー開発は書かれているが、先端デジタル技術や新ビジネスモデルの記述はわずかにうかがえる程度である。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    徳島県阿南市の地元食材を活かした惣菜づくりと地元取引が書かれ、地域特性の活用は読み取れる。雇用や成長への寄与は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

徳島県産の食材で満足感の高いお惣菜を提供するための新レシピの開発や設備機器の導入で、冷凍惣菜の製造能力が今までの10倍以上にすることができました。メニューの多様化にも対応しやすくなり、新規取引先も増やすことができました。安全・安心な商品づくりが可能になりお客様に喜ばれています。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。