回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
成果作業時間が8時間から4時間に半減
| 所在地 | 長崎県 島原市 |
|---|---|
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形,表面処理 |
| 従業員数 | 4人 |
| 設立 | 1985年 |
昭和60年の創業以来、火力プラントの部品を製造している。この分野の部品は高圧高熱に耐えられる硬い素材をボルトやナットに加工する難削材加工の技術が求められるが、この技術を有するのは業界でも数社のみ。当社の技術は誤差がなく、品質が安定していると高評価をいただいている。また旋盤工作機用チャックフリッターやステーキ専用削り出しグリルパンなど自社製品の開発も行っている。
抱えていた課題
やったこと
高剛性・高精度ターニングセンタNLX2500を導入した。操作パネルはインターネットに接続でき、最新の加工技術情報の入手が可能となった。既存の設備とデータをリンクしてプログラムを共有することも可能となった。コンピューターにプログラムをインプットするだけで機械が工具等を自動セッティングし、金属加工を開始、終了後に知らせるため、アイドルタイムに関する懸案が解消された。その結果、1人で2台の機械操作が可能になり、作業時間が半分になった。
新しい製品・サービス:レーザーマーカーを使ったオリジナル商品(企業の創業記念品やイベントのノベルティグッズなど一般消費者向け)の開発
高剛性・高精度ターニングセンタの導入により、コンピューターへのプログラム入力だけで工具の自動セッティングと加工の開始・終了通知が行われ、アイドルタイムが解消された。1人で2台の機械を操作できるようになり、生産性が向上した。作業時間は半分になった。今後はレーザーマーカーを使ったオリジナル商品でBtoC分野を開拓していく。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
昭和60年創業以来の火力プラント部品製造と難削材加工の技術蓄積があり、既存事業の延長として設備導入が位置付けられている。
難削材加工の技術を有するのは業界で数社のみで、誤差が少なく品質が安定と高評価を得ている点が強みとして明確。
セッティング時間に加えアイドルタイムが課題で受注増に対応できなかったと認識し、1人で2台操作により作業時間を8時間から2時間に短縮している。
生産性向上による量産対応が目標として示されているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は記載されていない。
既存の熟練技術と一通りの機械設備を持ち、1人で2台の機械操作を可能にする体制が示されている。
BtoC向けにレーザーマーカーを使ったオリジナル商品を創業記念品やノベルティ向けに展開する顧客ターゲットが示されている。
BtoC展開の方針は示されるが、遂行スケジュールや課題の解決方法の具体的な記述は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
難削材加工は技術を持つ企業が業界で数社のみと少なく、高付加価値の分野で差別化されている。
火力プラント部品という産業基盤に触れるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は薄い。
作業時間を8時間から2時間に削減し生産性向上につなげたと示され、投資効果の方向性は読み取れる。
既存設備とデータのリンクやインターネット接続による加工技術情報の入手に触れるが、地域やサプライチェーンへの貢献は弱い。
公開情報では判断できません。
島原市という地域の企業であることは分かるが、地域特性を活かした雇用や地域経済成長への言及は弱い。
BtoC分野は未開拓な部分が多く伸びしろがあるため、一般消費者向けのオリジナル商品をホームページでPRしながら、金属加工の技術と生産性をさらに上げていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
蒸米工程の旧式の和釜バーナーを、蒸気ボイラーとステンレス製の蒸し器に更新した。
効果:蒸米工程の時間 120分→80分