回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社天洋水産
| 事業者名 | 有限会社天洋水産 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 雲仙市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1988年 |
有限会社天洋水産は長崎魚市場を拠点に、九州全域で水揚げされた鮮魚と冷凍魚の卸作業、ソフト干物などの水産加工業務を行っている。工場内にオゾン発生器を備えるなど衛生管理にも力を入れている。アジ、ブリ、タイ、イカ、アナゴ、フグなど多種多様なニーズに応える商品づくりをモットーに、全てを手作業で行っている。
抱えていた課題
やったこと
最新のウロコ取り機を導入した。ウロコのある魚全てに対応し、特別なスキルを要さず短時間で大量の魚のウロコを取ることができる機械である。三枚おろしの工程には、マダイのような大きな魚をさばくためのフィレマシンを導入した。2つの機械の導入により、作業時間を短縮し生産性を向上させた。
新しい製品・サービス:オリジナルの一夜干し(特殊冷風乾燥機を用いて試作中)
ウロコ取りの作業時間が短縮され、従業員の労働環境が劇的に改善された。三枚おろしもスピーディーになり、2つの機械の導入で生産性が向上した。これまで受けられなかった短納期の注文にも応えられるようになった。作業時間の短縮により新商品の開発に取り組む時間も確保できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1988年設立の水産加工業で、手作業中心の事業を続けてきた。今後は加工品にも力を入れる方針が示され、一貫性は読み取れるが具体性は薄い。
長崎魚市場を拠点に九州全域の水揚げを扱い、県内で唯一の特殊冷風乾燥機を導入するなど、地域での強みが具体的に書かれている。
ウロコ取りが加工工程の約4割を占めることや、三枚おろしの技能依存を課題として認識し、機械導入で解決する流れが示されている。
作業時間の短縮や生産性向上は書かれているが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。
従業員30名という規模は分かるが、補助事業を遂行する人材や事務体制について具体的な記述はない。
多種多様なニーズに応える商品づくりや、短納期注文への対応、ふるさと納税返礼品への展開計画が書かれている。
一夜干しの試作中であることや今後の展開は書かれているが、スケジュールや課題解決の具体的方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
県内で唯一となる特殊冷風乾燥機を導入し、オリジナルの一夜干しを試作している点で、新たな高付加価値化の取組がうかがえる。
従業員の腫れなど重労働の改善が述べられているが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は明確ではない。
作業時間の短縮や短納期対応は書かれているが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
ウロコ取り機やフィレマシンなど機械化によるイノベーションはうかがえるが、デジタル技術の活用は示されていない。
生の魚の扱いから加工品へ広げる方向性はうかがえるが、市場成長分野への進出や構造転換との関係は示されていない。
長崎魚市場や雲仙市という地域拠点を活かし、ふるさと納税返礼品への展開を計画しており、地域特性への言及がある。
県内で唯一となる特殊冷風乾燥機を導入し、オリジナルの一夜干しの試作を進めている。今後は加工品にも力を入れ、ふるさと納税の返礼品などに展開していきたいとしている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった