高機能充填設備導入による高粘性または具材入り製品の生産性と品質の向上
高粘度商品や具材入り商品に対応できる高機能な充填設備を導入した。
株式会社和香園
成果テストピース20種を用いた検出試験で10回中10回検出
| 事業者名 | 株式会社和香園 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 志布志市 |
| 業種 | 飲食料品小売業 |
| 技術分野 | 測定計測,測定計測 |
| 従業員数 | 84人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
株式会社和理園は鹿児島県大隅の自社茶畑で茶葉を育て、自社工場で製茶から袋詰め・販売までを一貫して行っている。新規開拓を進める中で、顧客からもっとも求められるのは商品の安全だった。そこで化学農薬に頼らない栽培に取り組み、食品安全のためFSSC22000を取得した。
抱えていた課題
やったこと
既存の包装工程の末端にX線異物検出機を追加設置した。テストピースとしてSUS304球・線、セラミック球、石英ガラス球の各5サイズ、計20種を用い、10回中10回検出という記録を得た。透過画像による形状認識により包装材の欠損等も検査できるようになり、より幅広い異物検出に対応できるようになった。
袋詰め後の最終商品の異物検出が可能になり、目視では難しかった異物を発見できるようになった。最終商品の安全を担保できるため、これまで提案が困難だった国や企業にも商品を提案でき、販路の開拓・拡大が可能になった。今まで異物の問題で輸出が困難だった国にも輸出できるようになり、今後は粉末以外の多様な商品にも検査対象を広げたいとしている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
70年以上の茶づくりと自社茶畑・自社工場の一貫体制が書かれ、過去の取組との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
取引先からの要望増加や輸出できなかった国への販路拡大が書かれ、外部環境への対応は読み取れるが、競争優位の根拠の記述は薄い。
目視検査では袋詰め後の異物検出ができない課題が明示され、X線異物検出機導入で解決する流れは書かれている。ただし高付加価値化の数値的効果は示されていない。
付加価値額の増加や賃上げの目標値は書かれておらず、販路拡大の方向性がわずかにうかがえるのみである。
FSSC22000の取得と製造から袋詰めまでの一貫体制が書かれ、運用体制は一定程度読み取れるが、補助事業を遂行する人材の記載は薄い。
安心安全なお茶と異物対応による取引先・輸出先への提案機会増が書かれ、選ばれる理由は読み取れるが、顧客ターゲットの定量的整理はない。
導入から半年で出荷可能となったことや、今後の粉末以外の商品への展開計画が書かれ、スケジュールと課題の方向は読み取れる。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
X線異物検出による最終商品の検査は一般的な普及度が高いとは限らず、高水準の高付加価値化を示す記述はわずかである。
販路開拓による地域や雇用への波及は直接書かれていないが、志布志市の茶づくりに関する記述からわずかに読み取れる。
補助金額や付加価値増加額などの費用対効果を示す数字は書かれておらず、検出精度の結果のみが示されている。
X線検出機による異物検出とデジタル透過画像の活用はあるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
鹿児島県大隅の自社茶畑と志布志市の工場による地域資源の活用が書かれ、地域特性を活かした事業であることは読み取れる。
多種多様なパッケージ形状や内容量の商品を検査機器で検査し、粉末形状以外の商品にも展開を広めたい。安心安全な商品づくりと生産性の向上に取り組んでいく。
高粘度商品や具材入り商品に対応できる高機能な充填設備を導入した。
既存のPOSシステムと会員カードを連携し、顧客個別対応型のID-POS管理システムを導入した。
真空状態を作れるシーラーを導入した。
効果:賞味期限 6日→18日