NC研削盤の導入による自社開発製品「OSKロック」の生産プロセス強化
内面研削工程に、従来の内径研磨盤に代えてNC内面研削盤を導入した。
効果:加工時間 48秒/本→40秒/本
有限会社藤村産業
成果0.1mm単位での制御が実現
| 事業者名 | 有限会社藤村産業 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 和歌山市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業(家具を除く) |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2003年 |
和歌山県は林業が盛んで建具業の歴史が古く、和歌山市は県下の建具業者が集中する地域である。同社は現在、商業施設・文化施設・オフィスビル・教育施設・病院などのトイレブースやフラッシュ建具の製造・販売を主力としている。近年はデザイン性や犯罪防止の観点から、上下に隙間のない密閉型トイレブースの発注が増えている。密閉型は3m近い高さのものが主流で、パネルのカット加工に高い寸法精度が求められる。
抱えていた課題
やったこと
コンピューター付きカット機「マイコン制御型ダブルエンドテノーナ」を導入した。これにより、トイレパネルのカットをマイコン制御で行えるようになった。最新機械の設置により0.1mm単位での制御が実現し、厚手の特殊パネルのカットも容易になった。多品種・少量生産にも有効利用し、複雑で多様性の高い加工も可能となった。
0.1mm単位の制御が実現し、デザイン性の高いトイレブースを忠実に製造できるようになった。厚手の特殊パネルのカットも容易になった。生産時間の短縮とコスト削減も予想どおりの成果を上げた。増産や急な納期変更にも対応できるようになり、以前は断っていた仕事も受注できるようになった。3mクラスの密閉型トイレブース市場で対前年比毎年10%の受注増につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
戦後創業の木製建具製作所から、トイレブース部門を昭和51年に開設し現在のメイン事業にしたと書かれており、一貫性はうかがえる。
密閉型トイレブースの発注増というデザイン性・犯罪防止の市場動向と、和歌山の建具業の集積に触れており、強みは読み取れるが定量的な比較はない。
1987年型カット機の手作業による精度誤差や納期対応困難という課題を明示し、マイコン制御機導入で解決する計画が具体的に書かれている。
対前年比で毎年10%の受注増につながったという数字が書かれており、目標値と成果が示されている。ただし事前の目標値は明記されていない。
従業員11人と記載があるのみで、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述はわずかである。
デザイン事務所やスーパーゼネコンが依頼する高デザイン性のトイレブースを忠実に製造できる点が、顧客ターゲットと選ばれる理由として示されている。
0.1mm単位の制御実現や「10年先のトイレ」の提案など今後の方向性は示されるが、スケジュールや中長期の課題検証は詳しくない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
3mクラスの密閉型トイレブース市場で、厚手の特殊パネルのカットや高デザイン性の製品を高水準で実現するとしている。
都市部の再開発や中古ビル改修需要の高まりに触れるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産時間の短縮とコスト削減が予想通り成果を上げ、受注増につながったと書かれるが、補助金額対比の数値は示されていない。
マイコン制御という先端技術の導入は読み取れるが、サプライチェーンや地域全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
和歌山市の建具業集積地で、和歌山から最先端トイレブースを発信すると述べており、地域の特性を活かす姿勢は読み取れる。
東京オリンピック開催や都市部の再開発で中古ビルの改修需要が高まっている今、最新機械の導入と熟練技術で大型受注を狙う。今後も進化するトイレ空間を「10年先のトイレ」として提案し、安売り競争に埋没せず最先端のトイレブースを和歌山から発信していく考えである。
内面研削工程に、従来の内径研磨盤に代えてNC内面研削盤を導入した。
効果:加工時間 48秒/本→40秒/本
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
生産工程を改善するため、高性能の研磨設備を2台導入し、消耗品・部品を共通化するとともに、1台に不具合が生じても生産に影響が出ないようにした。
効果:塗装の乾燥時間 2日→0.67日