南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社サガシキ
成果初年度は売上規模500万円を目標
| 事業者名 | 株式会社サガシキ |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 85人 |
| 資本金 | 3.3億円 |
段ボール・印刷紙器のパッケージ事業は平成年度より若干ながら生産金額の伸びがみられる。顧客層を問わず「小ロット」「短納期」が求められ、大量に安く生産された汎用品より、パーソナライズされた特別感のあるオンデマンドパッケージへの需要が増加している。一方、印刷通販ビジネスへの新規参入が活性化しており、2011年末時点で200社以上が存在し、市場規模は約500億円で、最大手G社が約120億円と2割以上のシェアを持つ。印刷通販市場は成長期にあり、将来は1,000〜3,000億円に達するといわれている。
抱えていた課題
やったこと
小口・個人オーダー向けの小ロットパッケージに対応するため、WEB提案・WEB受注・デジタル印刷・デジタルカッティングの体制を構築した。カッティングには業界トップクラスの高精度・高品質なカッティングマシンを導入し、デジタル印刷物との位置合わせ用のCCDカメラモジュール、コンベア状のブランケット、自動給紙排紙のシートフィーダーも併せて導入した。刃材は材質、丸の大きさ、刃の角度を因子として最適条件を割り出し、実証試験でカッティング精度を向上させた。CCDカメラによる位置合わせでは丸型パッチの追加と位置ズレのバラつきを低減するセット方法を確立した。紙の厚みや種類による吸着トラブルは給紙テストを繰り返して吸い圧と吸盤位置を調整し、自動給紙・自動排紙による自動運転を確立した。さらにフロントウェブサイト「デザインパッケージドットコム」を立ち上げ、商品CADデータを検索してカッティングマシンに送信するシステムを構築した。
新しい製品・サービス:選んでつくるセミオーダーのオリジナルパッケージ(デジタルカッティングによる極小ロット生産)
今まで受注できなかった中小企業や農業法人・個人を対象に極小ロットでのものづくりが可能となり、新たな事業として位置づけられる。従来の顧客に対しても小ロットに対応することで他社との差別化を図り競争力をつけられると見込まれる。事業化は平成年度からを見込み、売上目標は初年度500万円、3年で1,500万円、5年で5,000万円程度としている。事業化後も品質や生産性改善のための追加開発、広域エリアへの新たな設備投資、パッケージ以外の商品のカッティング技術の確立に取り組む。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
段ボール・印刷紙器のパッケージ事業で生産金額が伸びているとあり、既存事業との関連は読めるが、過去の取組との一貫性は具体的に書かれていない。
印刷通販市場約500億円、200社以上、最大手G社シェア2割超など外部環境の数字があり、小ロット需要への対応を差別化と位置づけている。
木型による3〜5日の納期やセット時間・材料ロスという課題を示し、木型不要のサンプルカッター導入で解決する計画になっている。
初年度500万円、3年で1,500万円、5年で5,000万円という売上目標が数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
担当者として管理部部長の名前はあるが、補助事業を遂行する人員や技術体制の具体的な記載はわずかにうかがえる程度。
小ロット・短納期を求める顧客層と、パーソナライズされたオンデマンドパッケージへの需要増が具体的に説明されている。
事業化は令和6年度からとされ、追加開発や他商品カッティングへの展開が書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は詳細が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
木型不要の一枚からの断裁・罫線加工という切削技術の確立は新しさを示すが、市場における普及度や高価格化の水準は具体的に書かれていない。
印刷通販市場の成長や中小企業・個人の起業が増える点はうかがえるが、経済波及や雇用創出の数字は書かれていない。
従来の木型工程の日数や材料ロスを示すが、投入額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されていない。
CAD データをWebサイトからカッティングマシンへ送信する受注連携が記載され、デジタル活用の具体性はあるがサプライチェーン全体への貢献は薄い。
印刷通販市場の成長とデジタル化への移行がうかがえるが、日本経済の構造転換に資する根拠としては具体性が薄い。
公開情報では判断できません。
事業化後も品質や生産性改善のための追加開発、広域エリアへの新たな設備投資、パッケージ以外の商品(カード、包装紙、ポスター、樹脂など)のカッティング技術の確立に取り組む。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
ハウス内を自律走行する農薬散布ロボットを開発した。
平成27年に竣工した第三工場内に、天然調味料の多品種少量生産設備として小ロット専用ラインを設置した。
効果:殺菌プレート内の滞留液量(1生産当たり) 40kg→10kg