回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大谷シェル株式会社
成果独自技術により製品にもよるが不良品率は(前の数値は読み取れず)から2%程度まで低減
| 事業者名 | 大谷シェル株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 桜井市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
当社は油圧機器向けの複雑なシェル中子を得意とする専門メーカーである。数年前までは取引先がほぼ一社だったが、長年の技術力が評価され、コロナ禍の業界変動を乗り越えて複数の大手鋳物メーカーと取引を結んだ。近年は大手農機メーカーとも取引し、農業機械や建設機械のエンジン部品向けにも事業を広げている。建設機械業界では油圧機器に組み込まれる鋳造部品の複雑・高度化が加速している。
抱えていた課題
やったこと
独自技術である連続二次加圧式を機能として組み込んだ造形機を導入し、鋳物砂の充填を自動で行えるようにした。これにより従来の手動操作を不要にして製造工程の効率化を図った。また焼成後のバリ取り・組立と塗型の工程にロボットを導入し、作業の機械化と自動化を進めた。
| 加工機 | 独自技術を機能として組み込んだ造形機 |
|---|---|
| ロボット | ロボット |
機械化と自動化により手作業による品質や作業時間の個人差がなくなり、品質が安定・向上した。作業効率が上がり製造リードタイムも短縮された。不良品率が2%程度まで下がったことで原料を節約でき、コストダウンにつながった。人材不足の中で熟練のノウハウを数値化して技術承継を実現し、短納期・変量ロットへの対応力も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去のノウハウや独自技術「連続二次加圧式」を基盤に事業を拡大したと書かれているが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
油圧機器向けの複雑形状に強みがあり、他社が断る製品を完品納入できると書かれているが、市場動向との関係は具体的でない。
不良率が一割超から2%程度に下がったと数字で示されるが、高付加価値化・成長につながる事業計画としての記述は薄い。
不良率の低減や効率化は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
人材不足や技術承継への言及はあるが、補助事業を遂行する体制や人員の記載は読み取れない。
油圧機器やエンジン部品向けの顧客と、短納期・変量ロットへの対応力が挙げられているが、ターゲットの裏付けは薄い。
自動化を今後も積極的に進めると述べるのみで、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
モノブロックコントロールバルブ等で製造できるメーカーが全国で数社のみという高難度分野で、不良率を大きく下げた点が書かれている。
人材不足の解消や技術承継という社会的意義がうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
不良率を一割超から2%程度に低減し、原料節約とコストダウンにつながったと具体的な数字で示されている。
ロボットによる自動化と造形機への独自技術の組み込みが書かれ、デジタル技術の活用がうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は述べられていない。
公開されている事例からは読み取れません。
奈良県桜井市の事業者であることは書かれているが、地域特性を活かした雇用や成長への言及は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
機械化・自動化により将来的には価格競争力の向上につながるとみており、今後も積極的に自動化を進めていく方針である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名