新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社巧匠
成果導入機1台で研削と研磨をこなし、30%も生産量がアップ
| 事業者名 | 株式会社巧匠 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 雲南市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 2006年 |
株式会社巧匠は2006年に雲南市大東町で従業員4人により創業し、高品質な部品やユニットを供給して取引先からの評価を高めてきた。一部上場企業などに特殊鋼・金属などの精密加工品を供給している。一方で、メーカー間の激しい生存競争があった。市場では新型車載向け小型精密モーター製造装置の線処理部に載せる精密部品の受注を目指す動きがあった。
抱えていた課題
やったこと
2018年に雲南市加茂町の空き工場へ移転し、移転と同時に複合加工機ヤマザキマザック社 INTEGREXi-200/1000Uを導入した。切削や研削などの機能と均一に磨き上げる機能の両方を備え、ワンチャッキングにより部品の取り付け直しを不要にした。6年前から取引のある大手精密機械加工会社の米子工場向けに、航空機のモーターなどに使うコイルユニットの高付加価値加工法を確立することを主目的とした。
| 加工機 | 複合加工機 ヤマザキマザック社 INTEGREXi-200/1000U |
|---|
新しい製品・サービス:車載向け小型精密モーター製造装置の巻線機に使う線処理部品の加工方法
導入した複合加工機により、研削と研磨を1台でこなせるようになり、工程を省略してリードタイムが短縮された。部品の取り付け直しが不要になって高精度化も進んだ。生産量は30%強増加した。多能工の体制により1人当たり年間売上高は2千万円となっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の成長と、狭い工場から移転して複合加工機を導入した経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
一部上場企業など取引先18社との信頼関係や、多能工による業務体制は読み取れるが、市場環境と強みの関係の分析は書かれていない。
複雑形状・多重穴構造部品の加工法確立という課題に対し、ワンチャッキングで取付け直しを不要にし、30%強の生産量アップを図ったと書かれている。
導入機1台で生産量30%強アップという数値目標と実績が示され、リードタイム短縮による高付加価値化も具体的に書かれている。
従業員8名で多能工を徹底し、マシニングセンターやNC旋盤の操作と営業を一人でこなす体制が具体的に書かれている。
新型車載向け小型精密モーター製造装置の線処理部品を受注目標とすると書かれ、顧客ターゲットは読み取れるが需要の裏付けは薄い。
移転と複合加工機導入の経緯はあるが、中長期の検証や遂行スケジュールは公開されている事例からは読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機モーター用コイルユニットの高付加価値加工法を確立し、同分野で高精度・均一研磨の工程を実現したと書かれている。
地元採用や地域活性化への貢献意欲はうかがえるが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
導入による生産量30%強アップは読み取れるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
車載向け小型精密モーター製造装置という成長分野への進出がうかがえるが、構造転換への言及は明示されていない。
雲南市の認定工場への移転や地元採用により地域活性化に貢献すると書かれ、地域特性との関係は読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
取引先の要望に応えられる新鋭機器を導入していく方針である。
これからも、地元採用の若者と一緒に、地域活性化の一助として貢献していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg