高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
ヨシワ工業株式会社
| 事業者名 | ヨシワ工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 海田町 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,材料製造プロセス |
| 従業員数 | 465人 |
| 資本金 | 9億円 |
| 設立 | 1937年 |
1937年創業のヨシワ工業は、広島のマツダと取引して成長してきた鋳鉄鋳物製造会社で、自動車部品を幅広く製造している。現在も取引先はマツダ関連が圧倒的に高いシェアを占める。国内で製造される鋳鉄製品の約7割は自動車や輸送機械に使用されており、高付加価値製品として評価されている。
抱えていた課題
やったこと
球状化剤として粉末のMg合金などを鉄フープでワイヤー状に加工成型し、送線装置で溶湯に添加する「Mgワイヤー法」を導入した。Mgワイヤー処理装置WTS4220-11HIA1を導入し、充填を自動化した。充填量を数値で管理し、データとして記録を残せるようにした。Mgワイヤー法で作った鋳造品の品質が従来法と差異がないと評価され、自動車部品の1部品で承認を受け、2020年末から量産を開始した。
新しい製品・サービス:Mgワイヤー法による球状黒鉛鋳鉄の製造
Mgワイヤー法の導入により、高温の場所での重労働から解放され、作業環境が大幅に改善された。充填量を数値で管理できるため原料を効率的に使え、品質向上とコスト低減を実現した。データが記録として残るため品質保証度も上がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
マツダ関連との長年の取引やMgワイヤー法を次の展開に位置づける記述はあるが、経営戦略として明確に位置付けた記載は薄い。
マツダ関連の取引が圧倒的シェアであることは読み取れるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
投入作業の負担や品質保証の低さという課題が示され、Mgワイヤー法で充填を自動化し数値管理する解決策が具体的に書かれている。
3年以内に全鋳鉄部品で実施する計画は示されるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
社長の方針や従業員数465名は分かるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述はない。
マツダ部品の品質評価で承認を得た点や鋳鉄の特性は書かれるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
1部品から3年以内に全鋳鉄部品へ広げる計画と、リコール回避のための段階的評価が書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
球状黒鉛鋳鉄の特性は説明されるが、同分野での高付加価値化や高価格化の水準は示されていない。
国内鋳鉄製品の約7割が自動車や輸送機械に使われると述べられるが、波及効果や雇用創出の具体的記述は少ない。
原料の効率利用による品質向上とコスト低減が書かれているが、投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
データ送受信の完全デジタル化を進める記述はあるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
広島県海田町や島根県吉賀町に工場を持つ地域拠点としての記述はあるが、地域経済の牽引効果は具体的に書かれていない。
3年以内に全ての球状黒鉛鋳鉄部品でMgワイヤー法を実施する計画である。一部設備の改善やデータ送受信の完全デジタル化も進める。
自動車部品の場合リコールにつながれば大きな問題。評価の時間をじっくりと取った上で、順次広げていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。