回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社出雲グレンダリー
成果大型重量製品1個当たりの研削時間 5分→3分
| 事業者名 | 有限会社出雲グレンダリー |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,100万円 |
| 設立 | 1972年 |
ベアリング軸受けのバリ取り(研削)を中心に鋳物部品加工を手掛け、出雲市内の鋳造会社の協力工場として成長してきた。少品種大ロットの受注で業績を伸ばし、年商は1億円。一定の受注がある一方、従業員の高齢化が進み、製品の10%を占める大型重量製品のバリ取りは重労働で危険度が高かった。
抱えていた課題
やったこと
大型重量製品の研削工程に、バリンダー X5i-FDH22-57T 型の大型自動研削機を導入した。ボックス形の研削機のため粉じんを排出せず、職場環境の改善も図った。手動作業に比べて安全性の向上、作業者の負担軽減、加工時間の短縮、加工精度の均一化を目指した。2019(令和元)年に補助事業へ申請した。
| 加工機 | バリンダー X5i-FDH22-57T 型 |
|---|
導入により、大型重量製品の研削時間が1個当たり約5分から3分弱に短縮された。熟練工2人が行っていた作業を若手1人でカバーできるようになった。安全性の向上、労働負担の軽減、加工精度の均一化が図られ、ボックス形の自動研削機により粉じんを出さず職場環境も改善された。熟練工の技術やノウハウは他部署で生かされ、新たな受注の開拓にも期待が膨らんでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の鋳造会社の協力工場としての歩みと、バリ取りを主力とする事業の一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
少品種大ロットの発注を見込んで操業し、大型製品の自動研削機導入で生産性を高め、さらなる受注増を見据えるという強み活用が具体的に書かれている。
熟練工の高齢化と大型製品のバリ取りの重労働・生産性低下という課題を示し、研削時間を5分から3分弱に短縮した成果が書かれている。
研削時間の短縮や熟練工2人を若手1人でカバーできる点は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員15名、若手への作業移行や社員の能動性が書かれ、体制の一端はうかがえるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
少品種大ロットの受注先や大型製品の需要は読み取れるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は具体性が薄い。
2019年に申請し導入した経緯は書かれているが、中長期の課題検証や遂行スケジュールの記述はわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
大型重量製品の研削を自動化し、ボックス形で粉じんを出さない点は示されるが、同分野での高付加価値化の水準は明示されていない。
外国人労働者を含む新規雇用を視野に入れ、島根県の鋳物生産の地域性に触れており、雇用創出の意義がわずかにうかがえる。
研削時間を約5分から3分弱に短縮し、熟練工2人の作業を若手1人でカバーできる点で、省人化による費用対効果が具体的に読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
島根県の鋳物生産の地域性に触れ、雇用の確保や受注増を見据えるが、地域経済の牽引に関する具体的記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
軽量部品の受注増などを見据え、外国人労働者を含めた新規雇用も視野に入れている。
島根県は鋳物生産で全国のトップ3にある。従業員が増えれば、仕事も増やせるのに残念でならない
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名