吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社アクティス
成果回収率(生菌数)L.plantarum 2,100,000cfu/ml→14,000,000cfu/ml
| 事業者名 | 株式会社アクティス |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 板野郡松茂町 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 980万円 |
| 設立 | 2016年 |
再生医療現場、食品工場、製薬工場などでは、装置、床、設備等の環境中の微生物検査が欠かせない。この微生物の採取にはスワブ(綿棒)が使われており、最近では微量の微生物採取が求められてきている。
抱えていた課題
やったこと
スワブの拭き取り部に繊維径2μmのマイクロファイバーを使い、芯材を扁平形状(特許取得)にすることで液だれを低減し均一荷重を可能とした。これにより球面での「拭き取り採取」から辺と面での「掻き取り採取」を実現し、高い回収率を達成した。また、DNA解析用に採取キット内をDNAフリーにする化学洗浄、拭き取り部の繊維間隙を残して表面に粘着剤をコーティングした粘着スワブ(実用新案登録)、拭き取り部の繊維を剥離できるスワブ等を開発した。
新しい製品・サービス:微生物採取キット「バイオスワブ」
バイオスワブは微量の微生物を高い回収率で採取でき、液だれ低減と均一荷重を両立した。回収率評価では球状綿棒の約2.1E+06cfu/mlに対し約1.4E+07cfu/mlと高い値を示した。現在は大手検査会社に採用され、高い検出精度で信頼を得ている。今後はエレベーターのタッチキーやドアノブなど垂直壁面の微生物採取へ事業展開する計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の球状綿棒の課題を開発の経緯として述べるが、過去の事業活動との一貫性や経営戦略上の位置付けは書かれていません。
回収率評価で球状綿棒2.1E+06に対しバイオスワブ1.4E+07と示され、競合との比較による優位性がうかがえるが、市場動向や経営資源の記述は薄い。
液だれや菌数過小評価という課題を認識し掻き取り採取で解決を図るが、事業計画の数値や高付加価値化の見通しは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員数7名や代表取締役の記載はあるが、補助事業を遂行する体制の具体的な記述は見当たらない。
再生医療・食品工場・製薬工場の検査ニーズ、大手検査会社への採用、液だれ低減という選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後はエレベーターのタッチキーやドアノブへの事業展開と記載があるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ニッチな分野で、従来の球状綿棒に対し回収率を約6.7倍(1.4E+07対2.1E+06)に高めた高付加価値化が数値で示されている。
環境対策の検証や検査精度向上への貢献はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
回収率が向上する成果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。
DNAフリー化やビジネスモデル提案に触れるが、サプライチェーンへの波及やデジタル技術活用の記述は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
徳島県松茂町に所在することはわかるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後はバイオスワブの長所である液だれ低減、均一荷重を活かし、エレベーターのタッチキー、ドアノブ等の垂直壁面に付着している微生物採取へ事業展開していく。
ニーズに応えてこその技術
公式の事例集より(原文のまま)
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件