高精度ドリルマシン導入による生産力・品質強化
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
株式会社福田鉄筋工業
成果工程の自動化で加工時間は10分ほど短縮
| 事業者名 | 株式会社福田鉄筋工業 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀市 |
| 業種 | 職別工事業(設備工事業を除く) |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 22人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1966年 |
補助事業を申請した2018年当時、当社が属する建設業界の市場規模は大きく、災害復興特需などで活況だった。一方で人手不足が問題となっており、現在はさらに深刻化している。当社は外国人社員を積極的に受け入れているが、専門的な技術や知識が必要なため、次世代を担う人材が育つまでには時間がかかる。長崎や福岡で大型のランドマーク開発が進むなか、大型プロジェクトに携わるには加工力の強化が不可欠と判断した。
抱えていた課題
やったこと
高強度・太径鉄筋の曲げ加工を自動化する「鉄筋自動曲装置」を導入した。コンピュータ制御により工程を集約・自動化し、加工可能形状の拡充、測定精度の向上、同時曲げ対応、非熟練者による作業の実行、納期短縮と生産性向上を目標とした。主筋曲げをプログラム制御することで、非熟練者や外国人社員でも熟練工と同等の精度で加工できるようにした。
| 加工機 | 鉄筋自動曲装置 |
|---|
加工時間が短縮され、同一系の複数鉄筋を同時に曲げ加工できるようになったことで、1日の生産量が約30%増えた。作業は1人体制となり、非熟練者でも熟練者並みの精度で加工できるため、人材育成期間が短縮し、すぐに戦力となる人材を確保できるようになった。生産性と省力化、納期短縮が実現し、複雑形状や高精度加工を含む顧客のニーズに幅広く対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鉄筋加工・施工を本業とし、工期短縮の提案力や独自工法が強みと記載。過去取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
大型再開発や複雑形状・高強度鉄筋への対応力が必要と市場動向を示し、ゼネコンへの工期短縮提案など強みを踏まえた内容と読み取れる。
手作業依存や熟練度差という課題を認識し、加工時間10分短縮、生産量30%増など高付加価値化につながる効果を示している。
生産量が以前に比べ30%ほど増加、加工時間10分短縮、2人体制から1人体制と数値で目標と効果を示している。
従業員22人(外国人11人含む)と記載があり、研修期間短縮にも触れるが、補助事業を遂行する事務処理体制の記述は薄い。
ゼネコン向け工期短縮提案や複雑形状・高品質加工への対応など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に書かれている。
導入後の運用状況や3DCADへの対応など今後の展開に触れるが、中長期の遂行方法やスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
鉄筋加工は一般的な分野だが、太径・高強度鉄筋の複雑形状加工を最大4レーンで行う高水準の加工力が記載されている。
長崎の駅舎や福岡の天神ビッグバンなどランドマーク開発に触れ地域への貢献を述べるが、波及効果の数値的裏付けは薄い。
加工時間10分短縮、生産量30%増、人材育成期間の短縮など、投資に対する生産性向上の効果が数値で示されている。
コンピュータ制御による工程自動化やタッチパネル操作で非熟練者を活用する点は示されるが、サプライチェーン全体への貢献は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
佐賀を拠点に福岡・長崎など九州で事業展開し地域産業へ貢献する意向が示されるが、地域特性の活用の具体性は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
導入から5年が経過した現在も設備はほぼ毎日稼働している。建設業界は活況で鉄筋加工の依頼はさらに増えている。人手不足の課題は引き続き残っており、若者に建設業界へ入ってきてほしいと考えている。今後は、作業ロスを減らすため新たな設備の導入も検討している。
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%