手作業で1週間〜10日かかる施工図面を3Dレーザースキャナーで3〜4日に短縮
株式会社近藤設備✓ 経産省などの認定・選定
成果施工時図面作成の時間 10日→4日
山口県の建設業の会社が、ものづくり補助金で自動鉄筋スターラップ曲げ加工機を導入し、生産性を高めた採択事例です。
デグチ工業株式会社
成果総加工重量 5,000トン/年→6,600トン/年
| 事業者名 | デグチ工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 下関市 |
| 業種 | 職別工事業(設備工事業を除く) |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1960年 |
鉄筋工事業を営む当社は、人件費が約7割を占める労働集約型の事業である。これまでIT化と機械化により生産性を高めてきたが、売上は横ばいにとどまっている。
鉄筋は径によって極小(10mm以下)、細物(13mm以下)、太物(16mm以上)に大別され、出荷比率は細物が全体の1/2を占める。
抱えていた課題
やったこと
切断と曲げ加工を一つの加工機で行える自動鉄筋スターラップ曲げ加工機を導入しました。この加工機はX軸・Y軸・Z軸の3方向に曲げられる3次元加工を自動で行え、データを入力するだけで複雑な加工も可能です。
油圧式のためエアーコンプレッサー式に比べて故障も少なくなっています。鉄筋ジャパラユニット工法と組み合わせ、既に活用中のIT生産管理システムとも連動させることで、生産性を大きく向上させる取り組みです。
建設業界において全国初の導入となります。
新しい製品・サービス:3次元加工が可能な自動鉄筋スターラップ曲げ加工機
経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。
新加工機の導入により、切断と曲げ加工を一つの機械で行えるようになり、製造ラインが1本増えて受注の機会損失を免れられるようになった。曲げ加工時に手を挟む危険性がなくなり、作業の安全性が高まった。
材料の寸法を加工機が自動で計算するため材料の無駄が減り、廃材も減少してコスト削減につながった。
出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)
新事業進出・ものづくり補助金
これまでIT化と機械化で生産性を高めてきた経緯を踏まえ、IT生産管理システムとの連動で生産性を伸ばす計画となっている。
国内初の3次元加工自動鉄筋加工機を業界で初導入し、ジャパラユニット工法との組合せで全国初の試みとしている。
人件費が約7割、受注時の生産能力低下、年間約100トンの廃材など課題を数字で示し、年間5,000トンから6,600トンへの増加で解決を図っている。
年間加工量を約5,000トンから6,600トンに増やせる体制を示し、3人がかりの作業が1人で可能になると記載している。
専門家の支援を受けて申請書を作成し、既存のIT生産管理システムを活用している。ISO9001認証の取得も記載がある。
建設業界での省力化や安全性向上を訴求し、受注機会の損失を免れるという顧客面の必要性も示している。
2022年に太物用の曲げ加工装置を追加導入し、段階的な設備投資と採用強化の計画を示している。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
鉄筋加工分野で3次元自動加工機を全国初導入しており、同分野で高付加価値化を図る内容となっている。
3K印象の強い建設業界の人手不足と担い手確保の課題に対し、業界全体への波及を意識した取組として位置づけている。
製造ラインの増設や廃材削減によるコスト削減が示されているが、補助金額と付加価値増加の関係を示す数字は乏しい。
ITによる生産管理システムと自動加工機を連動させ、国内初の3次元加工や工法の組合せでイノベーションを進めている。
公開情報では判断できません。
山口県下関市を拠点に地域の建設業の担い手不足に応え、地元金融機関の信用向上にも触れている点で地域貢献を示す。
本事業の後、2022年にものづくり補助金を活用して太物用の曲げ加工装置も導入した。続けて採択されたことで地元金融機関に対する信用力も向上した。
今後も補助金を活用しながら積極的な設備投資を行い、担い手不足でも対応できる体制を整えるとともに、働きやすい職場環境づくりを行い、新卒採用にも力を入れていく。
専門家のアドバイスをいただきながら申請書を作成することで、自社の強みや課題が見えてきて、新しいアイデアや気付きを得ることができました。作成した申請書の内容は、会社パンフレットやホームページ等のコンテンツにも反映させています。設備投資は「この会社を存続させる」という強い意思表明です。補助金はあくまで補助。根底に「何としても事業を発展させたい」という情熱がなければうまくいきません。新たな機械を導入することで、生産性や職場環境が改善されて、今以上の商品やサービスを提供することもできる。ひいては人材の定着、会社の発展にもつながります。良い循環を生むためにも、3Kのイメージが強い業界こそ補助金の活用を検討されてはいかがでしょうか。
公式の事例集より(原文のまま)
株式会社近藤設備✓ 経産省などの認定・選定
成果施工時図面作成の時間 10日→4日
国益建設株式会社✓ 経産省などの認定・選定
成果コスト 100%→30%
株式会社イマナカ✓ 経産省などの認定・選定
成果3D建機の導入により、事前の丁張作業が不要になり、施工途中で建機を止めて施工面を測量する作業もなくなりました。