ものづくり補助金平成30年度製造業宮崎県

製造装置向け治具や医療機器部品製造の高精度化・短納期化計画

新光工業株式会社

成果切削加工時間 72時間→12時間

この事例のポイント

  • 切削加工を外注していたため、外注先の操業状況によって納期が左右され、リードタイムを短縮できずにいた。
  • 5軸制御立型マシニングセンタを新たに導入し、外注に頼っていた切削加工を社内で行う体制を整えた。
  • 切削加工時間 72時間→12時間。外注に頼っていた切削加工を内製化したことで、リードタイムが大幅に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名新光工業株式会社
所在地宮崎県
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数30人
資本金2,100万円
設立1959年

事業の背景

治具や人工関節手術用機材など、自動車部品製造装置と医療機器部品を製造してきた。近年は医療機器などの高度化が進み、より高精度で複雑な加工を要する部品が求められるようになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程切削加工を外注していたため、外注先の操業状況によって納期が左右され、リードタイムを短縮できずにいた。
  • 品質・精度顧客から短納期化と高精度化を求められるようになり、その対応に頭を悩ませていた。
  • 生産能力高精度で複雑な加工を要する部品の需要が増えたが、既存の設備では対応が難しく、外注に頼らざるを得なかった。

やったこと

5軸制御立型マシニングセンタを新たに導入し、外注に頼っていた切削加工を社内で行う体制を整えた。1回のチャッキングで最大5面の加工ができ、傾斜面や複雑な形状の加工も高い精度で行える。難削材の加工も可能になり、工程も短縮された。

加工機5軸制御立型マシニングセンタ

事業の効果

  • 切削加工時間 72時間→12時間

外注に頼っていた切削加工を内製化したことで、リードタイムが大幅に短縮された。切削加工時間は3日から12時間になった。複雑な形状や難削材も加工でき、短期間で精度の高い製品を製造できる体制が整った。顧客からの短納期化と高精度化の要求に応えられるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    自動車部品製造装置の治具や医療機器部品を製造してきたとあり、既存事業との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    顧客から短納期化と高精度化を求められているとあるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    外注頼りの切削加工が3日から12時間に短縮されたと数字で示され、課題と解決策が具体的に対応している。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    切削加工時間が3日から12時間に短縮された実績が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    イクボス宣言企業であることや残業ほぼゼロは書かれているが、補助事業を遂行する体制や人材の記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    自動車部品製造装置の治具や医療機器部品への対応は読み取れるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    最新マシニングセンタ導入で課題を解決したと書かれるが、遂行方法やスケジュールの詳細は読み取れない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    5軸制御立型マシニングセンタで複雑な形状や難削材を加工でき、最大5面加工や高い精度を誇ると具体的に示されている。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    医療機器や自動車部品の製造を担う点はうかがえるが、波及効果や雇用創出などの国が補助する理由は書かれていない。

  • 費用対効果3

    加工時間が3日から12時間に短縮された数字はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    5軸制御マシニングセンタの導入は読み取れるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    地域の特性や地域経済への貢献については書かれておらず、わずかに製造業の拠点性がうかがえる程度である。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。