ものづくり補助金平成30年度製造業宮崎県

もっちり餃子の全国流通展開に必要な製造及び梱包工程の生産性・品質向上

株式会社餃子の馬渡

成果冷凍時間 720分→40分

この事例のポイント

  • 外販とネット販売の需要が伸び続けているのに対応しきれていなかった。
  • 外販とネット販売のニーズに応えるため、急速冷凍が可能なバリアフリーザーと帯封機を導入した。
  • 冷凍時間 720分→40分。急速冷凍により冷凍時間が12時間からわずか40分になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社餃子の馬渡
所在地宮崎県 宮崎県児湯郡高鍋町
業種食料品製造業
技術分野機械制御
従業員数17人
資本金300万円
設立1967年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力外販とネット販売の需要が伸び続けているのに対応しきれていなかった。
  • 納期・工程冷凍に12時間かかり、最短納期が5日だった。
  • 人手・技能帯封作業に人手がかかり、手包み作業にまわせていなかった。

やったこと

外販とネット販売のニーズに応えるため、急速冷凍が可能なバリアフリーザーと帯封機を導入した。バリアフリーザーで餃子を急速冷凍し、帯封機で帯封作業を行う製造ラインに改めた。これにより当日受注・当日発送を実現した。

  • 加工機バリアフリーザー急速冷凍庫帯封機

事業の効果

  • 冷凍時間 720分→40分
  • 最短納期 5日→2日

急速冷凍により冷凍時間が12時間からわずか40分になった。帯封機の導入で帯封作業が瞬時に完了し、人手を手包み作業などにまわせるようになった。同時導入の効果もあり、最短納期は5日から2日へ大幅に短縮した。当日受注・当日発送も実現した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.8 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決製造ラインの課題を挙げ、冷凍時間12時間が40分、最短納期5日が2日に短縮と数字で示されており、課題認識と効果は具体的である。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け当日受注・当日発送の実現と、外販・ネット販売のニーズに応えることが具体的に示され、顧客ターゲットと選ばれる理由が読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    事業を進める体制従業員17名と記載があるのみで、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述はうかがえない程度である。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    半世紀以上の歴史と「もっちり餃子」の全国展開が書かれ、外販・ネット販売の伸びに応える方針は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体性が薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    外販とネット販売の伸びというニーズは書かれているが、競合や自社の強み・弱みへの言及は乏しく、競争優位性は限定的にしか読み取れない。

  • 課題の認識と解決4

    製造ラインの課題を挙げ、冷凍時間12時間が40分、最短納期5日が2日に短縮と数字で示されており、課題認識と効果は具体的である。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標3

    最短納期5日から2日、冷凍時間12時間から40分という効果は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員17名と記載があるのみで、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述はうかがえない程度である。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    当日受注・当日発送の実現と、外販・ネット販売のニーズに応えることが具体的に示され、顧客ターゲットと選ばれる理由が読み取れる。

  • 事業化までの道筋3

    帯封機1台で作業が瞬時に完了し人手を手包みに回せたなど導入後の効果は書かれるが、中長期の遂行方法やスケジュールは記載がない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    急速冷凍による餃子の製造は一般的な分野であり、高付加価値化や高価格化を図る記述はわずかにうかがえる程度である。

公的補助の必要性2.3
  • 波及効果・雇用2

    地域の雇用促進に寄与したいという将来的な意向がわずかに書かれるが、波及効果や雇用創出の具体的な数字は示されていない。

  • 費用対効果3

    冷凍時間の短縮や納期短縮の効果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    急速冷凍機と帯封機の導入で製造ラインを革新したとあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    宮崎県を代表して餃子を全国に伝えたいという地域性の意向は書かれているが、地域経済成長への具体的な牽引効果は示されていない。

今後の展望

宮崎の餃子を日本全国の方々に知ってもらうための活動を、宮崎県を代表して牽引していきたいとしている。需要がさらに増えれば地域の雇用促進にも寄与したいとしている。

事業者の声

餃子ひとつひとつにこだわりを持って大切に製造することがお客さまの笑顔、幸せにつながります

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。