研削加工の生産性向上による5φ以下の極細パンチ市場への本格参入
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
有限会社池田仏壇本店
| 事業者名 | 有限会社池田仏壇本店 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿屋市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業(家具を除く) |
| 技術分野 | デザイン,製造環境 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2002年 |
川辺地方で創業し、戦後まもなく鹿屋の地に移って寺院の仏具から仏壇仏具まで自社工場で製造・販売している。生活習慣の変化で仏壇仏具の小型化が進み、親世代が子どもの位牌等をまとめて祀れる繰出位牌や過去帳を購入するケースが増えていた。
抱えていた課題
やったこと
位牌に文字を入れる文字彫と文字書きを一台でこなせる新型文字入機を導入した。導入した機械はパソコンで編集作業をすませると文字彫や文字書きを全自動で行い、同時に次の編集作業もできるため時間短縮と効率化を図れた。文字の大きさや行の数もパソコン上で編集でき、旧字体にも対応している。これにより小型の位牌への文字彫に加え、過去帳や法名軸への文字書きも自社で対応できるようになった。
| 加工機 | 新型位牌文字入機 |
|---|
新しい製品・サービス:パソコンで編集して文字彫・文字書きを全自動で行う新型位牌文字入機による、位牌・過去帳への文字入れサービス。
文字彫と文字書きを自社で一貫して行えるようになり、外注費がかからなくなった。パソコンでの編集により細かな要望にも柔軟に対応でき、位牌への追加の文字彫も可能になった。導入してまだ間もないが、寺院の紹介や口コミで広まり、特に文字書きの依頼が徐々に増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
製造販売の強みや文字入れサービスを事業成長につなげる方針は読めるが、既存事業との位置付けを数字で示す記述は少ない。
地元に認知され足を運んでもらう狙いや、寺院の紹介や口コミで依頼が増えた事実はあるが、競合や市場との比較は書かれていない。
40年来の機械の老朽化、手動作業による生産性の低さ、文字書きを外注して費用がかさむ課題が具体的に示され、解決策として導入した機械が書かれている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、依頼が徐々に増えているとの定性的な記述にとどまる。
従業員15名の会社であることは書かれているが、補助事業を遂行する担当体制や人材の記述は見当たらない。
過去帳や繰出位牌への文字書きの依頼が多い点、旧字体や細かな要望に対応できる点など、顧客ニーズと選ばれる理由が読み取れる。
今後は料金体系を明確にするという方針はあるが、スケジュールや課題解決の方法を具体的に示す記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
文字入れサービスは一般的な分野であり、高付加価値化や高価格化を図る記述はわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
手動作業の解消や外注費削減による効率化は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
パソコンでの編集による全自動化は新しい工程だが、地域やサプライチェーンへの波及やイノベーションとしての記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿屋の川辺仏壇という地域の伝統産業を踏まえ、地元の方々に認知される点は読み取れるが、雇用創出や地域成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は料金体系を明確にするなど、これまで以上に安心して依頼してもらえるよう顧客の声に耳を傾けながら発展していきたいとしている。
本業である仏壇製造販売からすれば文字入れのサービスというのは一つのオプションに過ぎないかもしれないが、細やかなサービスを提供することで、地元の方々に認知され、足を運んでもらうことが事業の成長につながると考えている。
公式の事例集より(原文のまま)
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分