電力の安定供給を可能とする水車機能を有したインライン型マイクロ水力発電装置の開発
永久磁石を利用した低回転でも効率のよい発電機(特許第5619522号)を活用し、インライン型マイクロ水力発電装置を開発した。
効果:最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW
タマデン工業株式会社
成果同期発電機の採用により、誘導発電機と比較して発電効率が5%以上改善される。
| 事業者名 | タマデン工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 玉野市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 75人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1966年 |
当社は創業以来半世紀にわたり制御盤・配電盤の設計・製作と、オリジナルボードコンピュータを使った制御システムの開発を行ってきた。お客様からの評価は高く、特に波力発電の制御実績は世界No.1である。近年は需要が伸びているマイクロ水力発電に事業を広げることを考えていた。
抱えていた課題
やったこと
マイクロ水力発電の候補地を岡山県新見市で6か所選定し、水量調査と測量を行った。普通河川であること、工事用道路と三相動力線が近いこと、低圧系統連系の上限となる50kW以下であることの3要件で3か所に絞り、神郷釜村の三坂川で事業を行うことを決めた。維持管理団体としてNPO法人神郷水力発電の会を設立し、法的手続きを行った。発電機は同期発電機を用い、インバーターによるトルク制御と水量調整を連続的に行うことで、水量変化に対して高効率な領域を広げる方式とした。2015年1月に土木工事、取水機器・配管・発電機の設置、配線と系統連携、現地調整を終えた。同年2月から評価テストを行い、計画水量160リットル/秒で計画発電量15〜16kWを得た。
新しい製品・サービス:高効率で低価格なマイクロ水力発電装置
高効率で低価格なマイクロ水力発電装置の試作と現地実証試験が完了し、良好な結果を得た。同期発電機の採用で発電効率が誘導発電機より5%以上改善する見込みである。インバーターにより発電電力が安定し、低圧での系統連系が可能となり、メンテナンスを含めたコスト低減につながる。岡山県内2か所、県外1か所から新たな設置の引き合いがあり、タイ王国への海外展開も計画している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来半世紀の制御盤・制御システム開発の実績と、波力発電の制御実績が書かれ、マイクロ水力への展開が既存事業の延長として読める。
近年需要が伸びているマイクロ水力と、インバーター制御など自社の制御技術の強みを結びつけている。ただし市場規模や競合との比較は書かれていない。
課題は発電機の誘導型・高圧連系の制約として示され、インバーター制御で低圧連系・コスト低減を図る方向が書かれている。事業計画の具体的な数値目標は乏しい。
発電効率5%以上の改善や平均出力15.5kWの実績、3年後に累計10台以上の受注を視野にとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員数75人とあるが、補助事業を遂行する人員配置や事務処理体制の記載は読み取れず、NPO法人との連携がうかがえる程度である。
低圧系統連系と低コスト化という特長、岡山県内外からの引き合いが書かれており、顧客ニーズの裏付けがややうかがえる。ターゲット顧客の整理は薄い。
候補地選定から設置、評価テスト、営業運転、海外展開計画までの段階が時系列で示され、遂行方法とスケジュールは比較的明確である。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
マイクロ水力は需要が伸びている分野と書かれるが、普及度や高価格化の水準を示す記述は乏しく、新市場性は部分的にうかがえる程度である。
再生可能エネルギーによる地域の発電と海外展開(JICA事業)への言及があるが、雇用創出や波及効果の数値は書かれていない。
発電効率5%以上改善、平均出力15.5kWという数値はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の記載はない。
インバーターによるトルク制御と連続的な水量調整で、低圧系統連系を可能にする技術的な新規性が書かれている。地域やサプライチェーン全体への波及は薄い。
再生可能エネルギー分野への進出と書かれているが、日本経済の構造転換への言及は明示されていない。
岡山県新見市の河川を活用し、NPO法人や地元住民と連携して発電事業を行う地域特性を活かした取組が具体的に書かれている。
マイクロ水力発電装置は今後需要が見込めるため、3年後に累計販売10台以上の受注を視野に入れて取り組みを継続する。
永久磁石を利用した低回転でも効率のよい発電機(特許第5619522号)を活用し、インライン型マイクロ水力発電装置を開発した。
効果:最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW
関連論文を読み込み、青色の可視光を使えば水中での無線通信が可能だと考えて開発を始めた。
油圧ユニットと一体化したシリンダに多軸同期制御コントローラーを付加した製品を開発した。