南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社テイケン
成果エポトイシ納期 100%→65%
| 事業者名 | 株式会社テイケン |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 呉市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 塗装 |
| 従業員数 | 92人 |
| 資本金 | 3,670万円 |
| 設立 | 1953年 |
顧客ニーズの多様化により製品構成は小ロット製品群へ変化し、製品仕様も複雑化している。従来のジョブショップ型生産からセル生産方式への移行だけではこの変化に対応することが困難になっていた。当社は約20年前から「ニッチな分野でオンリーワン、ナンバーワンを取り続ける」戦略をとり、研削砥石やホイールを製造・販売している。
抱えていた課題
やったこと
独自の工作機械を開発し、段取り替え時間や取り代の削減、オペレーションの簡素化を図った。後工程を取り込んだ一貫生産工程とし、セル生産方式へ移行するためにレイアウトを最適化した。新工程の時間測定と見直しを行い、作業標準書を作成した。スキルマップと教育計画を作成し、OJTで作業者教育を推進した。
| 加工機 | 独自開発の工作機械 |
|---|---|
| 加工機 | 研削盤 |
新しい製品・サービス:ETトイシ、ZEPOトイシ
従来納期を35%削減し、仕掛品はゼロになった(一部製品を除く)。加工コストは14%削減された。4名の専属従事者が多能工化し、機械の設計及びプログラミングのスキルも向上した。従来3名で行っていた加工、検査、梱包の工程を1名でも実施できるようになり、加工精度と品質も向上した。売上高は4年後に現状の2割増を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「当社は約20年前より『ニッチな分野でオンリーワン、ナンバーワンを取り続ける』という一貫した戦略」と記載があり、一貫性は読み取れるが経営戦略上の位置付けの明示は限定的。
顧客の小口化・仕様の複雑化、海外企業の台頭に触れ、「当社にしかないオリジナルの製品」と自社の強みを示しており、競争優位の方向性が具体的に読み取れる。
現状の課題として仕掛の多さと運搬距離、後工程の遅れを挙げ、納期35%短縮・仕掛品削減・加工コスト14%削減など数字つきの解決策が示されている。
目標に納期▲35%・▲33%、4年後売上2割増と数値が設定され、成果として従来納期35%削減、加工コスト14%削減が実績として示されている。
4名の専属従事者の多能工化や作業者教育(スキルマップ・OJT)は記載があるが、事務処理能力や体制の詳細は読み取れない。
ETトイシ・ZEPOトイシ等の製品と、小口化・短納期への顧客ニーズは記載されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
段取り替え削減、セル生産への移行、工程分析・標準書化、スキルマップ・教育計画とOJTなど、遂行方法が具体的に示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
独自開発の工作機械と「ニッチな分野でオンリーワン」の製品という記述があり、高付加価値化の方向性はうかがえるが数値的な裏付けは乏しい。
「海外企業の台頭」「景気低迷」など背景は触れられるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は明記されていない。
加工コスト14%削減、仕掛品ゼロ、3名の工程を1名で実施可能になったと成果が数値で示され、費用対効果の一端が読み取れる。
独自開発の工作機械やセル生産は技術革新だが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記載はわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
広島県呉市の企業であることは示されるが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ETトイシやZEPOトイシなど、当社にしかないオリジナル製品を続けており、新加工機で生産性が向上したことから、今後も既存品に続く新製品の開発を継続し、他社との差別化を図っていく。
それぞれのお客様に合わせた提案力
公式の事例集より(原文のまま)
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
ダイカスト部品を傷つけない「振動バレル条件の最適化法」を用い、群馬県立群馬産業技術センターと協業して、振動バレル研磨の条件を4つのパラメー…
効果:7~10%の生産性向上を達成