「重要保安部品・エレベータブレーキ用ボビンレスコイルの多層巻線設備の開発」
外径160ミリ、導体径0.8ミリのエナメル線で、巻線層数26層、巻数1,404回のコイル製作に成功した。
効果:巻線作業の工数 20分→5分
株式会社サン精機
| 事業者名 | 株式会社サン精機 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 萩市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 位置決め |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
当社は昭和48年に工作機械部品の製造工場として発足し、各種金型の設計製作や半導体関係の治具設計製作を中心とする機械加工業を営んでいる。従業員は30名ほどで、精密治具や金型のほか、搾油機や椿油などの食用油脂まで幅広い製品を扱っている。医療機器や食品関係の部品加工・製造も行い、少数のメンバーで多くの事業を手掛けている。
抱えていた課題
やったこと
透明金型教材「スケルトンモールド」として、実際の金型と同様の機能を持ち動きを確認できる装置システムを3種類製作した。製品は2プレートスライダ付金型(注射器成形)、3プレート金型(スプーン・フォーク)、3プレートスライダ付金型(コップ)の3種類である。既に受注生産していた試作品「クリアモールド」は内部構造が見えるよう透明アクリル樹脂で作られていたが、稼働が確認できないことや金型タイプが1種類のみであることへの改善要望があった。製作にあたっては約10年前に導入したCAD/CAMソフトウェアを更新して開発の効率化を図った。部品の透明化のため樹脂の鏡面加工をダイヤモンド等を用いた工具で行い、目標とする透明度に達した。
新しい製品・サービス:金型の内部構造と動きを視覚的に確認できる透明金型教材「スケルトンモールド」(3種類の透明金型装置)
CAD/CAMソフトウェアの更新により製作にかかる時間を相当量短縮できるようになった。当社の設計担当者も金型の仕組みを理解したことで、効率的な設計と品質管理が可能になった。一般社団法人日本金型工業会の展示会「インターモールド」に出展したところ多くの問い合わせを受け、大手メーカーや教育機関への販売実績も積んでいる。当社全体の市場競争力が底上げされた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
金型部品事業の既存取組と金型の教材化が連続しており、クリアモールドの試作から本事業へ発展した経緯が書かれている。
熟練工に依存する金型ノウハウと、CAD/CAMや鏡面加工などの自社技術を組み合わせ、3種類の透明金型装置を製作している。
金型技術の継承危機と経験の浅い職人の理解不足という課題を認識し、動く装置システム化で改善要望に応えている。
高付加価値や賃上げの目標値は示されておらず、販売実績が積み上がっているとの記述にとどまる。
約30名の従業員のうち、金型部品事業に携わる人員を確保し、一般販売可能な生産・販売体制を組織したと書かれている。
展示会で多くの問い合わせがあり、金型部品メーカーのデモ用途など新たなニーズも確認されたとの記述がある。
試作品へのアンケートを踏まえ、稼働確認と金型種類の追加を計画に取り入れ、今後の機能拡張も予定している。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
金型の内部動作を見せる教材は一般的でなく、透明化の鏡面加工で目標透明度を達成し、3種類の製品を開発している。
金型を扱う大手メーカーや教育機関への販売が進み、熟練工依存からの技術継承という社会的課題の解決に寄与している。
CAD/CAMの刷新で製作時間を相当量短縮し、設計担当者の理解も深まり、当社全体の市場競争力が底上げされたとしている。
CAD/CAMの刷新や、樹脂流動を目視できる装置の開発予定があり、金型業界の技術底上げへの貢献を掲げている。
将来の日本の金型技術の底上げに貢献したいと述べているが、市場成長分野への進出という観点は明確でない。
萩市の地域企業として事業を営むが、地域の特性を活かした雇用創出や地域経済への効果は具体的に書かれていない。
様々な製品形状・サイズへの特別注文に素早く対応できる体制作りを急いでいる。実際の樹脂が金型内を流動して製品が成形される工程を目視できる装置も開発予定である。今後は大手メーカーが中心の注文を、日本全国の中小企業や教育機関へも広げたいとしている。
外径160ミリ、導体径0.8ミリのエナメル線で、巻線層数26層、巻数1,404回のコイル製作に成功した。
効果:巻線作業の工数 20分→5分
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
取引先の防振ゴムメーカーと同じCAD/CAMシステム(TOPSOLID)を導入し、データを共有できるようにした。
効果:生産計画の先行期間 1週→24週