価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社福本ボデー
| 事業者名 | 株式会社福本ボデー |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 三豊市 |
| 業種 | その他の輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
同社は各種パーツの設計・製造・販売と産業用特殊車輌の設計・製造を主力とし、特殊車輌の分野で強みを持つ。農業用散布車、工場内電動運搬車、半導体工場内運搬車など特殊仕様の製品で評価が高く、特殊車輌業界ではトップクラスとされる。近年は工場内特殊車輌の受注が大幅に増加していた。
抱えていた課題
やったこと
積載量45tクラスを目安に減速機のモデル設計を行い、従来よりシャフト軸を太くする大幅な設計変更を行った。実際の走行試験で最大荷重を検証し、試作減速機で部品の共通化を検討した。減速機関連の部品・部材やポルト・ナットなどの共通部品は、バーコードや管理番号・図番で管理し、部品格納庫(マキシンコー ロータリーストッカー設備)に場所を決めて格納する仕組みとした。これにより部品標準化を含む生産管理システムを構築し、モデル車輌で実証・検証を行った。
積載量45tをモデルに減速機を設計し、部品の標準化によりコストを低減した。特殊車輌ごとに減速機を設計・製作していた時間が短縮され、製造工程が同一になったことで作業ミスが減り、生産性も向上した。部品・部材の管理も効率化され、自動格納庫で場所を決めて管理することで在庫状況を目視でも把握できるようになった。作業効率と安全性が向上し、納期短縮にもつながって競争力が強化された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
同社の特殊車輌の評価と多品種少量生産の長年のテーマを背景に、部品標準化を進めた経緯が一貫しており、受注増にも対応する位置付けが読み取れる。
特殊車輌分野で強みを持ち、基本構成パーツから自社で開発できる経営資源を活かし、低コスト・短納期で競争力を高める内容になっている。
減速機の部品点数が133種と多く管理コストが高い課題を認識し、標準化で部品点数を減らす実効性のある計画になっている。
低コスト化・短納期化の方向は示されるが、付加価値額や賃上げの数値目標は記載がなく、目標値の実現性は判断しにくい。
製作工程の標準化と自動立体格納庫の導入を8ステップで進め、認定支援機関や県の中央会の支援を受けて遂行したと書かれている。
ユーザーからの低コスト・短納期の要望に応えること、既存ユーザーの受注継続とシェア拡大の見込みが具体的に示されている。
本事業終了後に速やかに生産・販売を実施し、標準化を全製品に広げる見通しが示され、ステップ順も明示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
特殊車輌分野でトップクラスと評価されるが、高付加価値化や高価格化の具体的な記述は薄く、新市場性は弱い。
工場内特殊車輌の受注増への対応と、部品管理や作業安全の向上など、業界の課題解決への寄与が読み取れる。
コスト低減や時間短縮の効果は述べられているが、補助金額に対する付加価値増加などの数値的な費用対効果は示されていない。
自動立体格納庫や標準化による部品管理の効率化を行い、地域の特殊車輌産業の競争力向上に資する取り組みとなっている。
公開情報では判断できません。
香川県の企業として特殊車輌で強みを発揮していると触れるが、地域の雇用創出や地域経済成長への具体的な記述は薄い。
本事業終了後、速やかに生産・販売を実施する。既存ユーザーからの受注は継続的に確保でき、シェア拡大も見込める。当面は高額の設備投資を伴う追加開発の計画はなく、部品等の標準化を全製品へ広げる見通しである。
「品質アップ・短納期化・コストの見直し」を検討していた際に、今回の「ものづくり補助事業」は迷っている背中を押してくれる大変良い判断材料となった。
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
ファイバーレーザー発振装置と多関節ロボットを導入し、自社でオリジナルの溶接・切断ラインを開発・製作した。