シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
ウインセス株式会社
成果脱落物数 63個→5個
| 事業者名 | ウインセス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 高松市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 設立 | 1937年 |
創業は昭和12年で、昭和36年に法人化した。作業用手袋を主力に、クリーングローブやクリーンウェア、防寒手袋などを製造販売している。電化製品や自動車は高度化・高品質化に伴い、作業工程での低発塵が求められる傾向にあり、同社の既存顧客からも同様のニーズが寄せられていた。
抱えていた課題
やったこと
手袋型を設計し、CADデータ化を行った。平成25年10月にレーザープロッタ用の200V電源工事を実施し、翌年にレーザー裁断機を導入して裁断条件を出した。平成25年8月から12月にかけて1次試作を行い、設計と試作を繰り返してデザインも改善した。その後、レーザー裁断機を使ってサンプルを作成し、縫製作業を経て試作品を完成させた。
新しい製品・サービス:低発塵仕様の縫製手袋
レーザー裁断により、生地の裁断部が熱で溶けて固着し、ほつれが生じにくくなった。裁断刃で裁断した生地では多数のほつれが発生したが、レーザー裁断ではほつれが見られなかった。脱落物の量もレーザー裁断の方が明らかに少なく、低発塵仕様の縫製手袋の開発に至った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
縫製手袋の製造で半世紀以上の実績があり、クリーン用手袋の製法に優位性があると書かれているが、経営戦略上の位置付けまでは読み取れない。
電気製品組立や自動車塗装工程での低発塵ニーズを捉え、レーザー裁断機で裁断面のほつれ0件を示し、自社の手袋製造ノウハウを生かす点が具体的。
裁断面での糸くず発生という課題を認識し解決に取り組んだことは読めるが、高付加価値化や成長への計画の具体性は薄い。
1年目に1,000万円(約33,000枚)の売上、単価280円から350円程度と数字で目標が示されており、実現可能性の根拠は一部読み取れる。
社内の体制や人材についての記述はなく、わずかに縫製作業の工程が図で示されている程度。
低発塵が求められる顧客ニーズ、市場年間3億円程度、大手自動車メーカーへの試作評価など、ターゲットとニーズの裏付けが具体的。
設計から試作、量産化へ向けた工程は示されているが、中長期の課題検証や詳細なスケジュールは薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
低発塵の特殊用途手袋の市場を年間3億円程度と推測し、既存より高水準の機能で高単価化を図る内容が示されている。
電気製品や自動車の高度化に伴う低発塵ニーズへの対応とあるが、経済波及や雇用創出への言及は乏しい。
補助金投入額と付加価値増加の関係は書かれていないが、1年目売上1,000万円の目標が示されている。
レーザー裁断という技術を使うが、デジタル技術によるサプライチェーンへの波及効果までは読み取れない。
公開情報では判断できません。
香川県高松市の地域企業で、創業昭和12年、法人設立昭和36年と地域の事業者であることは分かるが、地域経済への牽引効果の記述は薄い。
低発塵の特殊用途手袋の市場は年間3億円程度と見込まれる。今後は量産化をめざし、製品単価を1枚280円から350円程度と想定して、1年目に1,000万円の売上を目標としている。まずは既存顧客への販売を見込んでおり、大手自動車メーカーなどに試作品を無償譲渡して評価を得ている。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
数ミクロンレベルの精度が要求される加工に対応するため、暖機運転や補正に頼らず絶対的な精度を保てる立形マシニングセンタを導入した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。