バレルめっき工程の改造およびめっき条件の最適化
バレルの変形による挟まり不良を防ぐため、長期間にわたり変形の少ないC社製バレルに更新した。
株式会社坂本技研
| 事業者名 | 株式会社坂本技研 |
|---|---|
| 所在地 | 高知県 南国市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社は加工業を営み、五軸同時加工を得意としていた。チタン合金や耐熱合金などの難削材や難しい加工を要求されることも多かった。当時アメリカのツールメーカーが開発した動バランス調整装置はツールホルダのみを対象としており、刃物の動バランスまでは調整できなかった。
抱えていた課題
やったこと
社内加工現場の作業者(社内ユーザー)に実験装置を使ってもらい、課題や問題点をユーザー視点で出してもらった。特に安全性と操作性に重点を置いた。社内の開発設計メンバーが問題点を解決するための計画図作成と装置設計を行い、部品を再設計した。装置製作のための原材料・部品の手配、組込み装置の手配を行い、組立・調整まで行って試作装置を製作した。マシニングセンタに取り付けるツールホルダと刃物を一体で動バランス調整できる立形装置とし、国内で広く使われるBT規格とHSK規格のツールホルダに対応させた。試作装置の安全性と操作性について評価を行い、外観や操作性も考慮した新しい装置とした。
新しい製品・サービス:ツールホルダと刃物を一体で動バランス調整できる立形動バランス調整装置
動バランス調整により振動が起こりにくくなり、刃物の過度な消耗がなくなり、回転数を上げて作業時間を大幅に短縮できる。本装置を取り入れた切削加工では、従来手法と比べて3〜5割の加工時間短縮が見込め、コスト競争力のある部品加工が実現できる。切削加工における加工時間の短縮化と振動低減により品質向上にも効果がある。難削材への加工に幅広く対応でき、国内製造加工業界の活性化に寄与する。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
加工業として五軸同時加工を得意とし、2010年頃から動バランス装置の開発に着手したと経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
アメリカ製はツールホルダのみ調整だったのに対し、刃物とホルダを同時調整できる独自装置とした点で強みが具体的に示されている。
加工賃の半分以上が刃物代に消える状況を課題とし、動バランス調整で加工時間を3〜5割短縮する解決策が示されている。
加工時間3〜5割短縮が見込めると記載があるが、売上や付加価値額の数値目標や賃上げ目標は示されていない。
社内の開発設計メンバーや社内ユーザーによる評価体制が書かれているが、人数や事務処理体制は具体的に書かれていない。
国内製造加工業向けに難削材加工や新エネルギー分野への対応を想定し、顧客ターゲットと選ばれる理由が示されている。
試作、評価、2015年の自社運用、再来年の販売開始という段階的な計画が書かれているが、詳細なスケジュールは薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ツールと刃物の同時動バランス調整という、同分野で高付加価値を図る独自性が示されている。
国内製造業の競争力強化や仕事の国内回帰、海外流出防止という国が支援する理由が述べられているが、経済波及の数値はない。
加工時間3〜5割短縮という効果は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
動バランス技術で振動低減と品質向上に寄与するとあるが、デジタル技術やサプライチェーン全体のイノベーションは書かれていない。
新エネルギー分野や産業機械分野への販路拡大が触れられているが、構造転換への言及は乏しい。
高知県内や中四国の企業へ普及させる計画が示されているが、地域の特性を活かした雇用創出の記述は薄い。
2015年中は開発者が自社工場で試験的に使用しながら改良を進める。来年以降は自社工場で運用して意見を反映し、完成度を高める。再来年には高知県内や中四国の企業に向けて工法の普及と装置販売を始め、売上の拡大を目指す。
バレルの変形による挟まり不良を防ぐため、長期間にわたり変形の少ないC社製バレルに更新した。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年