超精密ガストース製法プロセスの確立
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
大川精工株式会社
| 事業者名 | 大川精工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 大川市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1972年 |
大川市は家具の街で、自社は木工用刃物の製造を手がけてきた。自社の強みを他分野で生かせないかと考えていたところ、海苔の養殖が盛んな地元有明海に着目した。海苔を裁断する加工機向けの刃物に自社の技術を応用することにした。
抱えていた課題
やったこと
マシニングセンタを導入し、社内の加工体制を確立した。材料の鋼材に角度を付けてセットできるようにし、傾斜穴を作ることを可能にした。切り刃とプレートがハサミのように交差する構造とし、プレートの穴を楕円形にした。これにより海苔の細胞をつぶさずに裁断できるようになり、独自構造の海苔裁断用刃物を製品化した。
| 加工機 | マシニングセンタ |
|---|
新しい製品・サービス:切り刃とプレートがハサミのように交差する構造の海苔裁断用刃物
従来品と比べて切れ味が増し、海苔のツヤがよくなったことで、海苔の等級や単価が上がる効果が口コミで評判となった。納入先は有明海沿岸から瀬戸内海や東京湾にも広がった。さらに韓国からも引き合いが出ており、海外向けに納められる体制を整えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
木工用刃物の技術を海苔裁断用刃物に応用する方針が示され、既存の木工技術との一貫性が読み取れる。
他社品は押し切り状態で切断面が粗いという課題と、独自構造で切れ味を高めた点は読めるが、市場規模などの外部環境の記述は薄い。
他社刃物の押し切り課題を認識し、切り刃とプレートの交差構造で解決する実効性のある方針が具体的に書かれている。
付加価値向上は品質向上や等級・単価上昇の記述にとどまり、数値目標や賃上げ目標は書かれていない。
社内の加工体制を確立したとあるが、人材や事務処理体制の具体的記述はほぼない。
海苔の品質維持や切れ味向上、短納期対応という価値と、有明海沿岸や瀬戸内海などの顧客層が示されている。
MC導入による製品化の流れは書かれているが、中長期の課題検証やスケジュールの記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
楕円形の穴と交差構造による独自性が示され、他社比で割高だが高性能を売りとする高付加価値化が読み取れる。
地元有明海の養殖業への貢献はうかがえるが、経済波及や雇用創出の具体的な数字は書かれていない。
補助金投入額に対する効果の数値は示されず、単価上昇などの効果が口コミ評価として述べられる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
家具の街大川の木工技術を地元有明海の海苔産業に生かし、地域の産業資源を活用している点が明確に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は海外向けに納められるように体制を整えていく。
切れ味の良さと短納期対応が自慢
公式の事例集より(原文のまま)
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
セラミックフィルターの採用による溶湯の清浄化、溶湯保持状態での脱ガス処理の改善、真空ダイカスト法の採用と改善を行った。
効果:歩留り 55%→90%