シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
株式会社YSK
| 事業者名 | 株式会社YSK |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 有田町 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 熱処理 |
| 従業員数 | 168人 |
| 資本金 | 3,200万円 |
| 設立 | 1973年 |
当社は機械の要であるシャフトの生産販売を50年以上続けている。シャフトの原料である鋼は錆びやすく、強度を高めるほど錆びやすいため、硬くて長持ちする製品ほど錆に弱いという問題があった。食品機械に取り付けたシャフトや海に近い場所に据え置く製品は特に錆びやすい条件下にあった。
抱えていた課題
やったこと
シャフト径に合わせて熱処理条件を選定した上で、新たに導入した小型摩耗試験装置で耐摩耗性を評価した。小径用の摩耗試験で往復動による摩耗を調べ、一点荷重試験装置で耐転がり疲労特性を評価し、耐摩耗性は硬度以外の要因もあると考察した。富山大学との共同研究で耐摩耗性の高い試験片と低い試験片の組織の違いを比較し、現在も研究を続けている。導入した塩水噴霧試験装置で熱処理後の試験片の腐食状況を調べ、焼入部の外径が高い耐腐食性を示したことから、高周波焼入によって高耐腐食性のシャフトを製作できると結論づけた。製品の形状から高い耐食性を持たせることが難しいと判断し、加工内容に応じて耐腐食性を高める表面処理(2次加工)を実施した。
新しい製品・サービス:ステンレス鋼シャフト YSU-1
高硬度・高耐摩耗性・高耐腐食性を併せ持つシャフト、ステンレス鋼YSU-1の開発が実現した。既存のシャフトとの差別化を図りながら拡販を進めており、食品機械製造などの現場ではYSU-1を取り付けた機械がすでに使われている。顧客からの「さらに錆びにくいもの」「もっと硬いもの」という要望に応じて、その都度最適な製品を研究している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
50年以上シャフトを生産販売してきた事業継続性が書かれ、高周波焼入技術の蓄積が開発につながったと読める。ただし戦略上の位置付けは明示されていない。
食品機械・空圧機械など顧客ニーズへの対応は触れられるが、市場動向や自社の強み・弱みを数字で示す記述はない。
錆と硬度のジレンマという課題を明示し、高周波焼入による硬度・耐腐食性を両立したYSU-1の開発で解決を図った流れが読み取れる。
「より大きいサイズを」という要望への対応は今後の課題とされ、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
富山大学との共同研究や試験装置の導入は書かれるが、人材や事務処理体制についての記述は乏しい。
硬く錆びにくく摩耗に強いステンレスシャフトという価値と、食品・空圧・医療機械メーカーという顧客ターゲットが明確に書かれている。
大きいサイズへの対応や性能向上を今後の課題とし研究継続を示しているが、スケジュールや遂行方法は具体的でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高硬度と耐腐食性を併せ持つシャフトという、同分野で高水準の差別化製品を開発したことが明記されている。
公開情報では判断できません。
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クリーンルーム向けシャフトへの展開は書かれるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開情報では判断できません。
佐賀県有田町に所在することは書かれるが、地域の特性を活かした雇用創出や成長への言及はうかがえない程度。
現在のYSU-1は小さいサイズしかないため、「より大きいサイズを」という顧客の要望に応える必要がある。今後も研究を続け、性能面でもより良い製品を目指す。クリーンルームで使うシャフトを用いる機械を製造するメーカーを主なターゲットとし、食品機械・空圧機械・医療機械などのメーカーに低価格で高品質なシャフトを販売していく。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
カラー塗装に代えて光学を活用した新しい成膜技術を開発した。