ものづくり補助金平成24年度沖縄県

タブレット端末を活用したNFCリーダー情報端末の開発

株式会社ユービックシステム

この事例のポイント

  • NFCリーダー端末搭載の情報専用端末は高価格のため、顧客が導入しにくい。
  • 市販の汎用タブレット端末とNFCリーダーを取り付けられる専用ケースを開発した。
  • NFCリーダーを使う商品で顧客がタブレット端末を予算に応じて選べるようになり、既存端末を使う場合は専用ケースのみの販売も可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ユービックシステム
所在地沖縄県 那覇市
業種情報サービス業
技術分野切削加工
従業員数7人
資本金500万円
設立2004年

事業の背景

当社はソフトウェア開発を業とし、顧客の要望やコストに応じたオリジナル性・カスタマイズ性の高い製品を強みとしている。NFCリーダーを使う商品は対応ハードウェアが少なく、顧客に選択肢がほぼない状態だった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑NFCリーダー端末搭載の情報専用端末は高価格のため、顧客が導入しにくい。
  • 販路・情報発信顧客が選択できるタブレット端末の選択肢が少ない。
  • 品質・精度狭いバックオフィスに置くと誤って落下させてしまう等のリスクがあった。

やったこと

市販の汎用タブレット端末とNFCリーダーを取り付けられる専用ケースを開発した。素材は金型の必要がないスチールを使い、外部の加工会社と打ち合わせを重ねてケーブル類の差込口を大きくした。タブレット端末を固定するビスを可動式にし、どの位置に電源アダプターやNFC接続ポートがあってもケーブルを差せるようにした。アンドロイドOS用のNFCリーダー制御ソフトウェアと、ICカードによる打刻の勤怠システムも開発した。

その他専用ケース(タブレット端末・NFCリーダー取付用)
ソフトNFCリーダー制御ソフトウェア(アンドロイドOS用)
ソフト勤怠管理システム(ICカード打刻)

新しい製品・サービス:NFCリーダーを搭載した汎用タブレット端末向けの専用ケースと、アンドロイドOS用ソフトウェア。

事業の効果

NFCリーダーを使う商品で顧客がタブレット端末を予算に応じて選べるようになり、既存端末を使う場合は専用ケースのみの販売も可能になった。専用ケースは改良を重ねて指静脈認証や顔認証デバイスとも連携でき、全国の飲食店へ継続的に出荷している。ソフトウェアの提供でより良い価格での提供につながり、オリジナル性の高い製品の企画も進んでいる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    過去の取組との一貫性は読み取れず、補助事業が経営戦略に位置付けられた記述も見当たりません。ただ顧客の要望やコストに応じた製品提供という方針はうかがえます。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    顧客の予算に応じたタブレット選択が可能になったとあり、強みとしてカスタマイズ性や低コストが示されています。市場動向の分析は具体的に書かれていません。

  • 課題の認識と解決3

    高価格で選択肢が少ないという課題と、汎用端末に専用ケースを組み合わせる解決策が書かれています。ただし高付加価値化や成長の数値目標は示されていません。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員数7人、設立平成16年の会社である旨がわずかに読み取れますが、補助事業を遂行する体制の具体は書かれていません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    顧客は飲食店で、勤怠管理や統計、NFC・指静脈・顔認証との連携など製品の価値と選ばれる理由が具体的に書かれています。

  • 事業化までの道筋2

    専用ケースを改良し連携デバイスを広げたという経緯はありますが、スケジュールや中長期の検証手順は書かれていません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    NFCリーダー搭載の情報端末は高価格という課題が示され、汎用端末で低価格化する点が特徴として読み取れます。市場の普及度についての記述は乏しいです。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    勤怠管理の効率化や飲食店への出荷といった効果がわずかにうかがえますが、波及効果や雇用創出の記述は見当たりません。

  • 費用対効果2

    開発費を削減し顧客が購入しやすい価格にしたとありますが、投入額に対する付加価値額や生産性の数値は書かれていません。

  • イノベーションへの貢献3

    タブレットとNFCリーダーの組み合わせや、勤怠・統計をソフトで行う仕組みにより、新しい提供形態が読み取れます。サプライチェーンへの貢献は書かれていません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    沖縄県那覇市を拠点とする事業であることはわかりますが、地域特性を活かした雇用や成長の記述は乏しいです。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

ソフトウェア・ハードウェアを低コストで提供できる方法を考え、製品を企画していく。

事業者の声

顧客へ幅広い選択肢と低コスト製品を提供したい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。