高精細画像診断と手術後管理の徹底による動物の救命率向上

島根県の従業員5人の会社が、ものづくり補助金で高精細な画像診断機器と動物用ICUを使い、手術後の管理を徹底して救命率向上を目指した採択事例です。

合同会社もうり動物病院

この事例のポイント

  • ペットの飼育が増加し、ペットにかける費用も高額化している中で、獣医療の高度化と専門分野化が求められている。

事業者のプロフィール

事業者名合同会社もうり動物病院
所在地島根県 松江市
業種技術サービス業(他に分類されないもの)
従業員数5人
資本金1,000万円
設立2017年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑ペットの飼育が増加し、ペットにかける費用も高額化している中で、獣医療の高度化と専門分野化が求められている。
  • 品質・精度元々使用していた内視鏡のスコープでは大型犬など対応できない犬種があった。
  • 生産能力地方では動物の高度医療が進んでおらず、CT検査は県外の大学病院まで行かないと受けられない。

やったこと

補助金で入れた設備

経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。

事業の効果

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均3.0 / 514観点のうち13観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性地域ではCT検査が県外の大学病院まで行かないと受けられず、内視鏡導入率も約10%と低いという外部環境を踏まえ、地域で高度医療を提供する優位性を狙っている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付けペット飼育増加や高額化、地域での高度医療需要の不足を根拠に、ターゲットと選ばれる理由が整理されている。
  • 4
    地域経済への波及県外の大学病院まで行かずに済む地域医療の高度化を目指し、地域の特性に応じた高付加価値サービスを提供する事業になっている。

もう一歩だった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標目標値や売上増加の数値目標が記載されておらず、付加価値額や賃上げの実現可能性は判断できないが、救命率向上の目標のみ触れている。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    開業当初から内視鏡を得意としてきた経緯があり、既存の強みを延長して内視鏡導入を位置付けている点で一貫性がある。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    地域ではCT検査が県外の大学病院まで行かないと受けられず、内視鏡導入率も約10%と低いという外部環境を踏まえ、地域で高度医療を提供する優位性を狙っている。

  • 課題の認識と解決3

    元の内視鏡では大型犬などに対応できない課題を認識し、高性能内視鏡とX線・ICUの導入で課題解決に向けた計画になっている。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標2

    目標値や売上増加の数値目標が記載されておらず、付加価値額や賃上げの実現可能性は判断できないが、救命率向上の目標のみ触れている。

  • 事業を進める体制3

    院長が新機種を使いこなし、学会発表など情報発信を積極的に行う体制が示されており、導入機器の運用体制はある程度読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    ペット飼育増加や高額化、地域での高度医療需要の不足を根拠に、ターゲットと選ばれる理由が整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    導入後の遂行スケジュールや中長期の課題検証、解決方法についての記述は薄く、学会発表の方針に触れる程度である。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    地方では内視鏡導入率が約10%と高度医療が普及していない分野で、高性能機器による高付加価値化を図っている。

公的補助の必要性2.7
  • 波及効果・雇用3

    地域でCT検査が受けられない状況を解消し、地域の獣医療の充実という社会的インフラ的意義が示されている。

  • 費用対効果2

    投入額に対する付加価値増加や生産性向上の数値がなく、撮影時間短縮などの効果は定性的にとどまる。

  • イノベーションへの貢献3

    フラットパネルX線やNBI内視鏡などの先端機器で、地域の獣医療水準の向上に貢献する点が示されている。

政策面4.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及4

    県外の大学病院まで行かずに済む地域医療の高度化を目指し、地域の特性に応じた高付加価値サービスを提供する事業になっている。

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出典・注記
  • 出典:公式の事例集(令和元年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 審査の観点:公募要領 p.44(審査項目)
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。