2024年6月|中小企業向け5大補助金を専門家が解説

補助金

24年度では、23年度の補助金に続き、新たな補助金が続々と追加される見込みです。一体どんな補助金があるのか気になる経営者も多いのではないでしょうか。

本記事では、新事業・DX化・省力化等に活用できる中小企業向けの5大補助金を紹介します。

2024年は通年公募型補助金がおすすめ

全国には自治体の補助金を含めると数千種類の補助金がありますが、まず結論から申し上げると、通年公募型の補助金がおすすめです。

理由は3つあります。

①通年公募だからチャンスが多い
通年公募型補助金は2024年度に2~4回公募があります。応募期間も2か月程度あり、一般的な余裕を持ったスケジュールで準備できます。

②補助額が大きく、対象経費が幅広い
1社あたりの補助額も数百万から数千万と大きく、幅広い対象経費の中から大半の経費を申請可能です。

③事例が豊富で採択を狙いやすい
毎年1万社以上が応募し採択事例も一部公開されているため、審査観点や採択傾向の分析・対策がしっかりと行えます。

上記の通り、通年公募型は応募回数と申請期間、対象経費の面から優遇されており、十分な準備をした上で、都合の良いタイミングで申請・事業実施することができます。

2024年の通年公募型補助金は5つ

本日ご紹介する24年度の通年公募型補助金は以下の5つです。

  1. 事業再構築補助金
  2. ものづくり補助金
  3. 中小企業省力化投資補助金
  4. 小規模事業者持続化補助金
  5. IT導入補助金

それぞれ詳しく解説していきます。

事業再構築補助金 第12回

事業再構築補助金は、事業再構築補助金は社会経済変化に対応し、事業を再構築する企業を支援する補助金です。

アフターコロナ時代の経済社会に対応するため、中小企業等が新たな事業を行う際に必要となる経費を補助してくれます。

※【最新】事業再構築補助金とは?補助額や申請要件、採択率を解説

事業再構築補助金 第12回締切

事業再構築補助金の第12回のスケジュールは下記の通りです。

  • 公募開始・・令和6年4月23日
  • 応募締切・・令和6年7月26日

事業再構築補助金 第12回公募の最新情報を解説

ものづくり補助金 第19次

ものづくり補助金は、中小企業等の革新的サービス開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金です。24年度から申請枠が大幅に見直され、新たに追加された省力化枠では最大1億円、補助率2/3で補助されることができるようになりました。

※【最新】ものづくり補助金とは?補助額や申請要件、採択傾向を解説!

ものづくり補助金は第19次以降も継続へ

2024年5月に開催された経産省の審議会では、ものづくり補助金第19次以降も継続されることが示唆されています。詳しくは以下の記事で解説しています。

ものづくり補助金 第19次公募の最新情報を解説

中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金は、令和5年度補正予算で閣議決定した新しい補助金です。第1回公募は2024年4月頃で、令和8年9月までに第15回公募があります。

中小企業の省人化・省力化の取組みを支援するため、DX・IoT・AI導入などに係る費用を最大1,500万円、補助率1/2の条件で補助します。

※詳細は【省力化投資補助金とは?最新情報を速報解説!】で解説

補助対象経費となる製品

省力化投資補助金では、①省人化②省力化を促進する製品が対象です。

IoTやロボット等の人手不足に効果のある製品を「カタログ」に掲載し、申請事業者が選択することで、簡易で即効性のある省力化投資を促進します。

【業界別】省力化投資補助金を活用できるIoT・AI導入やDX事例を解説

早めの申請がおすすめ

第1回公募の採択率は例年70~80%と高く、予算消化につれて採択率は低下する傾向があるため、予算が十分確保されている第1~2回での申請がおすすめです。

販売業者向け【省力化投資補助金 カタログ登録の流れや申請時期、準備を解説】

 

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小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金(通称:持続化補助金)は、事業者の集客や業務効率化等のいわゆる「販路開拓」を支援する補助金です。補助上限250万円、補助率は最大3/4で補助を受けられます。

持続化補助金は中小企業の生産性向上を目指す「中小企業生産性革命推進事業」の一つとしてここ数年は毎年実施されていて、令和6年度予算として2000億円が計上されています。毎回申請者数も1万社を超え、採択率も50~60%と安定しているので人気の補助金です。

【小規模事業者持続化補助金 最新の申請枠や要件等を解説】

第17回公募は2024年8月頃?

最新の情報によれば、小規模事業者持続化補助金第17次は2024年8月頃に予定されています。詳しくは以下の記事で解説しています。

小規模事業者持続化補助金 第17回の最新情報を解説

能登地震被災事業者には災害支援枠も

中小企業庁は2024年1月25日、能登半島地震で被害を受けた石川、富山、新潟、福井の4県の小規模事業者を支援する新たな取り組みとして、「小規模事業者持続化補助金」に「災害支援枠」を設置し、2月1日から第1次申請受付を開始すると発表しました。

【最新】持続化補助金の災害支援枠を解説

IT導入補助金

IT導入補助金は2024年も継続されています。

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等が自社の課題やニーズに合わせたITツールを導入する経費の一部を補助する補助金です。最大450万円まで、補助率1/2~3/4で補助されます。

【今さら聞けないIT導入補助金とは?わかりやすく解説】

2024年は補助金活用の大チャンス!

本記事では、2024年度に中小企業が申請できる通年公募型の補助金を5つご紹介しました。24年度には省力化や生産性向上につながる省力化投資補助金が追加されるため補助金活用のチャンスです!

補助金相談窓口

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全国には経済産業省をはじめとする官公庁や市区町村など様々な行政機関から公募される補助金は何千種類とあります。主要な補助金をリストアップし、皆様にご活用いただきやすい形でご提供します。

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PROFILE

稲野 健夫(代表取締役)
稲野 健夫(代表取締役)
兵庫県出身、関西学院大学卒。調達件数100社以上、成功確率80%超。
東証プライム上場の事業会社→コンサルファームを経て2023年起業。経営者の新たな挑戦をサポートするため、事業再構築補助金やものづくり補助金、融資等を活用した資金調達支援やインキュベーション事業、イベント事業を提供しています。

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