小規模事業者持続化補助金卸売・小売三重県専門家確認済み

SNSの発信とEC販売で、30〜40歳代の女性のファンを増やす

くらさか風月堂

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名くらさか風月堂
所在地三重県
業種和菓子の製造・販売
相談先経営アドバイザー、伊賀市の中心市街地活性化事業

この事例のポイント

  • 経営アドバイザーの助言で、店構え・手仕事・手作りの和菓子という自店の強みを認識した。
  • 毎日同時刻にSNSで和菓子作りの様子を発信し、地道にファン層をつくった。
  • 持続化補助金でEC販売体制を整え、遠方からも商品を購入できるようにした。

事業の経緯

1920年創業開始の和菓子店。

1920年に創業した和菓子店で、3代目の店主は先代の逝去に伴い25歳で家業を承継した。引き出物の受注生産や地元スーパー経由の販売を続けたが、地域行事の減少などで注文が年々減っていた。

2010年に経営アドバイザーから助言を受け、店構えや手仕事という強みを認識して、30〜40歳代の女性の顧客を増やすことを目標にした。SNSでの発信、イベント出店、店舗の改装を進め、2018年には持続化補助金でEC販売体制を整えて、遠方の新規顧客も獲得した。

事業の内容

  1. 課題:和菓子の注文の減少1920年に創業した和菓子店である。3代目の店主は、先代の父の逝去に伴い25歳で家業を承継した。承継後も、冠婚葬祭で供される引き出物の受注生産や、地元のスーパーを通じた販売に取り組んできた。しかし、地域行事の減少や生活様式の変化により和菓子の注文は年々減り、これまでと同様の事業運営を続けることへの不安と、事業展開の行き詰まりを感じていた。
  2. 取り組み:経営アドバイザーの助言で強みを認識同市の中心市街地活性化事業の一環で、2010年に経営アドバイザーから助言を受ける機会を得た。経営アドバイザーの指摘により、「歴史と趣のある店構え」「堅実な手仕事」「魅力ある手作りの和菓子」という強みを認識した店主は、新たな顧客の獲得に挑戦することを決意した。
  3. 取り組み:情報発信の強化新規顧客の獲得に向けて、長期的な顧客になる可能性の高い30〜40歳代の女性の顧客を増やすことを目標とした。店舗の魅力を知ってもらい、ファンになってもらうことが重要という経営アドバイザーの助言を踏まえて、情報発信の強化に着手した。妻と協力しながら、毎日同時刻にSNSで普段の和菓子作りの様子を発信した。上野市駅の駅前広場で定期的に開かれるフードマーケットなど、さまざまなイベントにも出店した。季節に合わせた和菓子の企画や、伊賀産品を使った和菓子のPRで、地道にファン層をつくっていった。
  4. 取り組み:店舗の改装来店客数を増やすため、店舗の改装にも着手した。築90年が経つ店舗の外観をいかし、立ち寄りやすく落ち着いた雰囲気を演出するとともに、和菓子と一緒にお茶を楽しめる休憩スペースを設けた。
  5. 取り組み:持続化補助金でEC販売体制を整備2018年には、小規模事業者持続化補助金を活用して、EC販売体制を整え、遠方から商品を購入できるようにした。

補助金を使った経費

小規模事業者持続化補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

ウェブサイト関連費EC販売体制の整備

事業の効果

  • 売上は取組前と比べて2〜3割増え、感染症の感染拡大以降も増加傾向にある。
  • 2016年に開始したInstagramのフォロワーは、約9,400人(2024年3月時点)に上り、着実にファン層が広がった。
  • ターゲットとした30〜40歳代の女性を中心に、遠方からの新規顧客の獲得につながった。

審査項目とこの事例の合っていたところ

小規模事業者持続化補助金の審査項目(5項目中4項目が合致)直近の回(第19回)の採択率 47.2%(応募16,576件・採択7,819件)

◎①自社の経営状況分析の妥当性経営アドバイザーの指摘で、店構え、手仕事、手作りの和菓子という強みを認識した。出典:公募要領 p.33この項目が◎の事例 249件
◎②経営方針・目標と今後のプランの適切性長期的な顧客になりやすい30〜40歳代の女性を目標にして、新規顧客の獲得に取り組む方針にした。出典:公募要領 p.33この項目が◎の事例 249件
◎③補助事業計画の有効性SNS、イベント出店、店舗の改装、EC販売が、新規顧客の獲得と遠方への販売に直結している。出典:公募要領 p.33この項目が◎の事例 356件
—④積算の透明・適切性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.33
◎デジタル技術の有効な活用SNSでの毎日の発信とEC販売の体制で、遠方の顧客にも届くようにした。出典:公募要領 p.33この項目が◎の事例 128件

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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洗車場運営のパッケージ化で、条件の悪い土地の活用を提案

ビッグトップ株式会社

成果条件の悪い土地でも洗車場経営という新しい土地活用ができ、洗車をきっかけに来店を誘発する提案営業を通じて、売上に貢献した。

個人の土地オーナーやスーパーマーケットなどの集客施設に向けて、洗車機販売と洗車場経営支援の販売を拡大するため、洗車場運営をパッケージ化した。

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近隣の奥様方をターゲットに、気軽に立ち寄って情報交換ができるイートインスペースを確保するため、店舗改装を行った。

事業者の声

今後は、観光客向けの和菓子作りの実演や、古風な店舗をいかした飲食店としての和菓子の提供など、和菓子屋にしかできない事業を構想している。これからも地域貢献や伊賀の魅力を発信していきたい。

三重県の和菓子店の事業者
出典

販路開拓の手段

  • SNS:毎日同時刻に和菓子作りの様子を発信した。
  • イベント出店:上野市駅の駅前広場のフードマーケットなどに出店した。
  • 店舗の改装:休憩スペースを設け、立ち寄りやすい雰囲気にした。
  • EC販売:遠方からも商品を購入できる体制を整えた。

相談先と計画づくり

専門家経営アドバイザー
自治体伊賀市の中心市街地活性化事業

経営アドバイザーの助言で強みを認識し、30〜40歳代の女性を目標に、妻と協力して情報発信と店舗の改装を進めた。

今後の展望

観光客向けの和菓子作りの実演や、古風な店舗をいかした飲食店としての和菓子の提供など、和菓子屋にしかできない事業を構想している。2024年春には修業を終えた長男が作り手として加わる予定で、販路をさらに広げたいとしている。

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小規模事業者持続化補助金について

直近の第19回の採択率は47.2%(応募16,576件・採択7,819件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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